1920年に愛媛鉄道の駅として開業。
片面1面1線で駅舎を持たない、普通列車のみが停車する無人駅。
今は寂しい棒線駅であるが、かつての島式ホームの跡らしきものも残っており、開業当時はナローゲージの地方私鉄の駅としては、ホームは短いもののそこそこの規模ではなかったかと推測される。
旧内子線の駅の中で、移転無しにそのまま(元の位置のまま)現在のルートに組み込まれている駅は当駅だけであり、その意味では内子線時代の遺構が残る貴重な駅であるといえる。
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ホームは1面1線の棒線駅。
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前後両方に、ホームを延長した跡が見てとれる。
これから推測すると、延長前の元のホームの長さは30mほど・・・・
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島式ホームの跡らしき物も残っている。
上の画像にも言えることだが、現在の線路に比べて元のホームがかなり低い印象だが、内子線はバイパス改良に合わせて実施した線路改良の際に、バラストをかなり積み増して改良前に比べて線路の位置が高くなっているので、そう見えるだけだと思われる。 |
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現在のホーム残る、2つの竣工年月刻印。
元のホームを長さ・形状ともそのままで嵩上げしたのが1983年10月、下り方に延長及び再嵩上げしたのが1985年12月と読み取ることが出来る。
逆に言えば、少なくとも1983年までは愛媛鉄道時代の物と思われる低く短いホームを使用していたということになる。
なお内子線は1985年11月から1986年3月まで、予讃線新線の開業に備えた線路改良集中工事を行うため、全線で運休してバス代行となっていることから、下り方へのホーム延長&再嵩上げは運休期間中に行われたことになる。
また、上り方へのホーム延長は1990年代(後半?)と推定される。 |
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駅舎(の基礎)の跡ではないかと思われる遺稿。 |
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駅名標。 |
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2008年当時の様子
※2008年4月26日撮影 |
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2002年当時の様子。
※2002年9月18日撮影 |
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