キハ55系 準急(急行)形気動車
(Tomix製)




 2009年7月の、「さぬき懐古鉄道部」発足にあたり、そこに所属するリバイバル運転用の車両として導入。

 1980年代前半に、実際に高松運転所に在籍していた車両を再現するための、とりあえず最低限必要な数ということで3両を購入。
 当時既に四国では、バス窓のキハ26形は消滅、キハ55形も2号車を除いて全て通常の一段窓車で、塗装は26/55とも全て通常の急行色であった。


 キハ55形は、1985年5月26日のさよなら運転で使用された、2号車と264号車を再現(264号車はまだ「購入予定」)。キハ26形は最後まで残っていたグループを再現した。


キハ26形
(↓258号車)
 キハ26形の中で、四国で最後まで残っていたグループの1両。

 四国独特のバンパーを追加した以外は、ほぼ購入時のままの状態で使用している。


 実車は1960年東急車輌製で高松運転所に新製配置後、比較的早い時期に松山に転属してローカル運用に従事。最後は徳島の配置であった。

 実車の最終期の姿は、実は手元に写真が無いので不明・・・
 当時土讃本線沿線在住の高校生だった私にとって、勾配線区用のキハ55は馴染みの存在だったが、平坦線用のキハ26形はほとんど見かける機会のない存在だったのだ(苦笑)

キハ55形
(↓2号車)
 バス窓車と、通常の一段窓車を各1両導入(予定)。


 2009年7月導入の2号車は、初期のバス窓のグループの中でももっとも古いタイプで、模型化されている量産車とは形態が異なるため、若干改造。
 まずは前照灯脇の左右のタイホンカバーを切り取り。次いで、付属のパーツを使用して前照灯をシールドビーム二灯化。さらに、四国独特のバンパーを自作して装備した。
 また、実車は屋根上にホーンを搭載していたので、銀河モデルのタイフォンパーツで再現。

 同年9月、外付けの雨樋を追加
 どうやって作ろうかとずっと考えていたが、衣類に付いていた円形断面のタグファスナーを見て、「これだ!」と閃いた(w
 適当な長さに切り、実車での車体との微妙な隙間は無視して、車体に直接接着剤で固定(^^;


 264号車については、ほぼそのままで使用予定。



 実車の2号車は、1956年に宇都宮に新製配置されて準急「日光」で活躍後、広島、小郡を経て1962年に高松へ転入。その後は一時松山や高知の配置となった時期もあるが、1986年の廃車までをずっと四国で過ごした。

 実車の264号車はキハ55形の最終グループで、1961年に高松に新製配置となった後、一時高知へ異動しながら1985年の廃車まで、ずっと四国の主に土讃線で活躍した。

 2両とも、新潟鉄工(現・新潟トランシス)製。




形式番号メーカー品番入籍年月日除籍年月日記事改造など
キハ26258Tomix<2460>2009. 7.18.
「さぬき懐古鉄道部」所属
2009. 7.18. バンパー取付
キハ55Tomix<2462>2009. 7.17.
2009. 7.17. ミニバンパー追加/タイホンカバー切取
2009. 7.18. 「さぬき懐古鉄道部」へ移管
2009. 7.28. 屋根上ホーン取付 (銀河モデル製 T-004)
2009. 9.13. 雨樋追加
264Tomix
(購入予定)



※グレーの網掛けは退役車両

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