EF64形1000番台 直流電気機関車
(Tomix)
1987年4月の民営化とほぼ同時に、初めて導入した電気機関車。
NSRの現役電気機関車としては最古参。
実車のEF64形は、中央本線や伯備線、上越線といった山岳路線で主に使用されていることからも解るように、山岳路線での使用を前提に開発された機関車で、山男のような堂々とした体躯は迫力満点である。
NSRの路線は山岳路線が比較的多いという設定であったため、そのEF64形の中でもデザインの比較的好きだった1000番台車を購入した次第である。
あとは、もっとも多く見かけるEF65形ではありきたりすぎて面白くなかったというのもEF64形を導入した理由の一つである(^^;
元々NSRでは、民営化と同時にデビューさせる予定だった、14系客車改造のオリジナルのイベント用欧風客車を牽引させる目的で導入したモノであったが、このオリジナルの欧風客車は中間車3両までの改造が終わった時点で計画が頓挫し、結局日の目を見ずに終わってしまった。
それまで使用していたDF50やDE10、DD51といったディーゼル機関車よりパワフルかつ静かで高速性能も高く、導入当初は50系客車や一般の貨物列車を牽引させていた。
1987年には、他のディーゼル機関車と同様のヘッドマーク取付棒の設置改造を行い、さらに(あくまで建前上ではあるが)ブレーキ装置の改造によって110km/h走行対応改造を行った。
1990年にNSR初のブルトレ運転開始に際して、その専用機関車に指定し、牽引する客車の色に合わせて、パンタグラフと前面の警戒色をゴールド塗装に変更、側面にもゴールドのラインを追加し、派手な外観に変身した。
1991年には「瀬戸」専用機として、それまで脱着式だったヘッドマークを接着剤で固定した(^^;
2006年12月にEF66形を3両増備したのに伴い、「瀬戸」牽引の任務をEF66形に譲る形で休車とした。
その後もコンディションは良好であったが、動きがお世辞にもスムーズとは言えず、さすがに使用頻度も極端に下がっていたことから、2009年3月をもって除籍(廃車)とした。
しかしその後、2010年の新レイアウト開設に伴う貨物列車の増発に伴って必要機関車数が増えたときに、EF66形とEF510形各1両が相次いで車両破損等によって使用不能となった。
本機は、これまで購入した機関車の中でもパワフルな部類に入り、Tomix製EF510形とほぼ互角、Tomix製EF210形を上回る牽引力を誇り、性能的には現在でも十分通用することから、予備機確保のために車籍復活させた。
車籍復活にあたっては駆動系の清掃と注油、側面の金帯除去(前面とパンタグラフの金塗りはそのまま)とヘッドマーク撤去を実施した。
(名目上は)110km/h対応改造を施してあるということになっている(実車の設計最高速度は115km/h)ので、EF210形と共通運用の形で110km/h運転の「スーパーライナー」仕業に入るほか、タンク列車の牽引にも充当している。
一応貨物用ということになっているが、(実車は)EG装置を搭載するため、EG対応の旧型客車(製造番号2000番台)等の牽引も可能である。
車籍復活後に「スーパーライナー(換算75両)」を牽引するEF64形
形式番号
メーカー
品番
入籍年月日
除籍年月日
記事
改造など
EF64
1014
Tomix
<2115>
1987. 4. 8
2009. 3.15.
動力車
1987. 4. 9. ヘッドマーク受棒取付/ブレーキ改良 110km/h対応化
1990. 2.25. 塗色変更:パンタグラフ・前面警戒色・側帯をゴールド化
1991.12.29. 「瀬戸」ヘッドマーク固定化
2009. 3.31. 廃車
2010.10.18. 車籍復活/側面金帯除去・ヘッドマーク撤去
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