「ダブル」のつもりが「クワッド(?)」になった日
2008年の11月をもって、「夢の超特急」0系が定期運用を完全に離脱。
そして、かつて最速を誇った(「速度種別」で言えばいまだ最速だが)500系が16両編成から8両編成に改造されて「こだま」運用につき、0系や100系で運転されていた一部の列車に充当された。
結果、定期列車の500系「のぞみ」が定期列車の500系「こだま」を追い越すシーンが登場。
500系「こだま」はもう少し増える予定だし、500系「のぞみ」も2010年春までは残るらしいとのことで、またいつでも都合のいいときに撮りに行けばいいか〜 と思っていた。
・・・・ところが、2009年3月14日のダイヤ改正では、「のぞみ」「こだま」ともに500系充当列車に変更があり、結果、定期列車としては500系同士の追い越しシーンが無くなってしまうということが判明。
ということで、急遽東広島駅へ定期500系同士の追い越しを撮り(録り)に行こうと思い立ち、早朝に自宅を発って日帰りで撮影に行ってきた。
静止画は、全て SONY α900 で撮影。
2009年2月26日(木)
朝5時に自宅を出発。
坂出5:52発の、高松発岡山行快速「マリンライナー4号」に乗車。
早朝にしては、乗客はそこそこ。5号車の223系2000番台車に乗車。
岡山の一つ手前、大元に停車する列車だったので、車掌さんは大元を出てから3分以内で、岡山からの各方面(8方面だ(^^; )の接続案内をしないといけないので大変(w
※8方面=山陽新幹線・新大阪方面、山陽新幹線・博多方面、山陽線・上り方面、山陽線・下り方面、伯備線、赤穂線、津山線、吉備線。場合によっては、さらに智頭急行線経由鳥取方面も。
岡山では接続時間が22分あったので、朝食と時刻表を購入。
・・・・その前に、8番ホームに「サンライズ」が停まっていたので撮影。
東京〜岡山間併結で、岡山からそれぞれ高松・出雲市方面へ分かれる。
高松行の「サンライズ瀬戸」がまず発車。
2分後に出雲市行の「サンライズ出雲」が発車。
・・・・え? 見た目が同じ?
まぁ、同じ車輌だし愛称表示器が無いから、仕方ないっしょ(^_^;
さて、岡山から乗車予定の新幹線は6:52発(岡山始発)の「こだま627号」博多行。
ホームに上がって、びっくり!
だって、500系の16両フル編成だったんだもん(^^;
500系の特徴はなんといってもこの顔ですな
ちなみに、W9編成、、、、つまり、一番最後に作られた編成。
↑斜めにしているが、別に入らなかったわけではなく、長い鼻先を強調するため。
画角24mmのレンズなら、普通に横位置でも余裕で入る(岡山駅の場合)。
ちなみに、この斜めで撮ったときの画角がちょうど35mmなので、普通のコンデジの35mm相当だと、斜めにしないと入らない。
対向の広島発東京行「のぞみ68号」がN700系で到着したので、並べて撮影
パンタグラフを搭載している関係でセミアクティブサスペンションを装備している5号車に乗車。
岡山発車時点での5号車の乗客はわずか2名(^^;
列車は東広島までの途中は、新倉敷で後続の「レールスター」に追い越された以外は待避は無し。
広島に近づくにつれて、通勤とおぼしき乗客が増えてきた、、、そういや平日だっけ(^^;
7:48に東広島に到着し、ここでもまた「レールスター」の追い越し待ち。
さて、東広島では2番ホームに入る500系「こだま」(東広島8:16発)を、500系「のぞみ」が追い越すシーンを撮影するので、向かいの1番ホームでしばらく待っていた。
・・・が、8:03頃になって300系16両編成の回送列車が到着して、ホームを塞いでしまったではないか、、、、いやな予感がしたので、ホーム中央あたりの駅員用時刻表を見てみたら、この列車の発車時刻は8:16、、、、、だめじゃん(^^;
仕方ないので、2番ホームの方で撮影することにして、あわただしく移動。
2番ホームで待避する博多発新大阪行「こだま628号」と、それを追い越す博多発東京行「のぞみ6号」
「こだま628号」がV6編成、「のぞみ6号」がW7編成。
迂闊なことに、シャッター速度1/500秒で撮ってしまった(在来線撮影時のデフォルト設定なのだ(^^; )ので、「のぞみ6号」の先頭部が少し被写体ブレを起こしている、、、だって新幹線速いんだもん(^_^;
このとき、向かい側の300系の車体に「のぞみ6号」が映って見えたので、シャッターを切るタイミングが計りやすくて良かった(w
対向列車があるってのもまぁ悪くはないかな、、、、でも16両でなくても良いじゃん(苦笑)
ところで、このときはシャッターモードを高速連写にして、5コマ/秒で6枚ほど連写した。
↑の1コマ前の画像がこれ→
わずか0.2秒でこれだけ進んでいるわけで、やっぱ新幹線速っ!(^^;
連写で新幹線撮るなら、5コマ/秒ぐらいは最低要るな・・・とオモタ(^_^;
「のぞみ6号」が通過する50秒前に、下り本線を新大阪発博多行「ひかりレールスター447号」が通過
動画で見る(MPEG1/14.3MB)
さてこの後は、次の「こだま630号」で三原まで行き、三原、糸崎、尾道と駅で貨物列車を撮った後、貨物空白時間帯の間に食事を済ませてから尾道大橋へ移動し、橋の上からまた貨物列車を俯瞰気味に撮って、夕刻前に撤収するという予定だった。
で、次の列車を待っている間に時刻表をよく見たら、乗車予定列車の10分ほど前に東広島を通過する、臨時「のぞみ170号」が、この日は500系で運転とか書いてあるジャン(^^;
またビデオカメラをセットして、これを撮影
このときは、1/1000秒で切った(w
今度は、量産車トップナンバーのW1編成で、この編成こそ、正真正銘いまなお「史上最強最速の新幹線」。
動画を見る(MPEG1/7.5MB)
さすがに、700系も充当される列車なので「のぞみ6号」に比べると、明らかに遅い(^^;
というわけで、当初予定では2本だけの予定だった500系を4本も撮ることができたので満足(^^)
ダブルのつもりが、トリプルじゃなくて、、、クワッド? クワドロプル? になったよヽ(´▽`)ノ
さて、この後は貨物列車。
500系目当ての人にとっては、この後はおまけみたいになるかもしれんけど(^^;
博多発岡山行「こだま630号」で、東広島から三原へ移動。
100系4両編成の、P1編成。
高架の三原駅で1時間ほど待機し、その間に下り貨物3本と上り貨物3本を待つ。
牽引機は、EF210−0が×2だった以外は、EF66−0、EF66−100(丸目前期)、EF66−100(角目後期)、EF65が各×1と、見事にばらけてくれた(EF200が無かったけど(^_^; )。
下り列車は急カーブを抜けたあとで三原駅にさしかかり、その先は線形が良くなるため、三原駅構内でノッチ投入して加速していくようだ。
そのため、下り列車はいずれもモーターとブロワーの音を盛大に轟かせながら通過していった。
富士発福岡(タ)行5091列車(9:17通過)
福岡(タ)発札幌(タ)行2070列車(9:22通過)
東京(タ)発福岡(タ)行7053列車(9:30通過)
個人的には、EF66のサウンドは直流機の中では一番カッコいいと思う。
動画で見る(MPEG1/19.8MB)
広島(タ)発梅小路行8866列車(9:35通過)
この列車、以前2度ほど撮影したことがあるが、いずれもこんな単行機関車列車だった(^_^;
福岡(タ)発越谷(タ)行1054列車(9:52通過)
越谷(タ)発広島(タ)行5067列車(10:13通過)
ちなみに、三原駅にはLEDによる発車(通過)案内表示器がついていたが、6本全てきっちり表示通り(定刻通り)通過、、、さすがだ(^^;
三原駅では、「あさかぜ」の乗車位置表示のプレートを発見
また、三原駅は国指定史跡である三原城趾の上に建てられているため、新幹線ホームの高架下に石垣があったりする
三原10:15発の糸崎行440M(115系転クロ更新車3両編成+湘南色3両編成)に乗車して、ひとつ隣の糸崎へ移動。
糸崎では、札幌(タ)発広島(タ)行1063列車を撮影(10:30通過)
さらに、糸崎10:38発の岡山行442M(115系転クロ更新車4両編成)で、またひとつ隣の尾道へ。
ここでは、EF210の牽く東京(タ)発福岡(タ)行1051列車を撮り逃した(^_^;
・・・いや正確には、先頭部を撮り逃した(後ろは撮った(^^;; )。
あと1本、EF200更新色の牽く東京(タ)発福岡(タ)行5073列車を撮影して、午前の部は終了。
いったん改札を出て、昼飯を食おうと思ったら、駅周辺は特にこれといったものが何も無い・・・・仕方なくコンビニで食料を仕入れて、尾道駅前バス停からおのみちバスに乗って、尾道大橋へ向かった。
13時発の便に乗る予定だったが、駅での時間が余ったので、12発の便に乗車。
尾道駅前から尾道大橋まで、所要15分。運賃は210円也。
自動車専用道路でない、一般国道の尾道大橋には、狭いながらも歩道がついているので、そこから貨物列車を俯瞰気味に撮る。
尾道大橋バス停は、橋を渡って料金所を過ぎてから200mほど行ったところにあり、そこから橋の上の撮影場所までは、徒歩で5分程度。
ここでは、14時過ぎから16時頃まで、下り貨物5本と上り貨物2本を狙う。
結果から先にいうと、最後の2本は遅れていたので撮影できなかった(^_^;
新座(タ)発福岡(タ)行1055列車
これは橋から東側を見たところ。さすがに長いので、全編成は入らない(^_^;
右手奥、クレーンが建っている部分が海を隔てた向島、そのさらに奥の山並みは、実は島ではなく本州本土。
貨物列車の列車番号10の位「5」は、旅客列車でいえば一桁番台に相当する、いわゆる「看板列車」クラス。スピードの速さから大口荷主が多く、30フィートクラスの大型コンテナを多数積載している。
この列車も、四国では見ることのできない大型コンテナをいくつか積んでいたので、それをまとめてみた
新南陽発越谷(タ)行5092列車
このあたりでは少数派といえる、EF65−PFの牽引。
これは橋から西側を見たところで、こっちは編成全体が綺麗に入る。
東京(タ)発福岡(タ)行1071列車
この列車は、1055列車よりもさらに大型コンテナの比率が高かったので、それもまとめてみた(重複分は省略)
宇都宮(タ)発福岡(タ)行5051列車
越谷(タ)発福岡(タ)行1057列車
貨物を待っている合間に、なんと元「マリンライナー」の213系6両編成の各駅停車(糸崎発岡山行1758M)が走っていったので、それも撮影
撮る予定だった、福岡(タ)発新潟(タ)行2072列車は遅延のため撮影できず(^_^;
帰りのバスに乗る直線に撮れたら撮ろうと思っていた、東京(タ)発鹿児島(タ)行5071列車も、遅延のためボツ(^^;
バスで尾道駅に戻る途中で、約30分遅れで通過する2072列車と遭遇、、、今頃遅いわ(^^;
尾道からは、16:33発の三原発岡山行472M(115系セミクロス更新車4両編成)に乗車。
そのまま終点の岡山まで乗り通し。
岡山からは、高松行きの「マリンライナー53号」に乗り換えて帰宅。
ということで、当初予定以上の収穫となって、とりあえず満足♪
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