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かなり以前に、坪尻駅西側斜面を上がったところにある木屋床集落から坪尻駅を利用していた人の話を聞き、国土地理院の地形図でも同集落から坪尻駅へ下りていく山道の存在か記されていることから、いずれそのうち確認に行こうと思いつつ、すっかり失念していた。
さらに過去に何度か坪尻駅を訪問した際にも、その山道のことを忘れていたり、また憶えていてもその上がり口を確認できないまま終わっていた。
今回ちょうどSNSで坪尻駅の話が出た際にその件を思い出し、草木が少なく、かつ雪の無い12月の間に確認しておこうと思い立ったものである。
左欄が坪尻駅周辺の地形図である。
上側の画像が国土地理院地図閲覧サービスで見ることの出来るもので、それにマウスカーソルを合わせると、今回小生が確認してきた山道(青線)と水路を描き加えた物が表示される。
地形図記載の道の中でも、特に細い山道などは実際のルートと異なる道形が描かれていることがよくあるが、今回確認した坪尻駅西側斜面の登り口も、一部実際とルートが違っていた。
左欄下側が、本項以下に掲載する画像の場所に対応した番号を振ったものである。
以下、このマップを前提にして2019年12月12日時点での状況を記載する。
なお、地形図を見ると解ると思うが坪尻駅は、鮎苦谷川を2つの導水トンネルでショートカットさせて川筋を変え、その川跡を埋め立てた場所に設けられているのである。
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@地点。
駅舎を出て右手を望むと、山道の登り口が見える。
但し、夏場は草木が成長して見えない可能性も高い。
この日の訪問時点では「木屋床方面→」の看板が立っていたが、水垢汚れ等の全くない非常に綺麗な状態だったので、コレはごく最近、恐らく2019年の夏か秋に設置されたものと思われる。
この看板の背後には、かつて大きな周辺案内図が建っていたが、今は枠だけを残して無くなっている(左欄下画像参照)。
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A地点。
最初のヘアピン。
この前後の区間は雨などによって足場がほぼ無くなっている箇所も多く、落ち葉も積もって非常に滑りやすいので注意が必要。
最低でも、靴底のしっかりとしたスニーカーまたは運動靴推奨。
また、一部草木の枝などが張りだしていたところもあった。
この日も、軍手に鎌装備でそれらを刈り払いながら進んだ。恐らく夏場であればもっと酷い状態であろう。
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しばらく行くと、非常に立派な石垣の擁壁が現れる。
B地点。
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その先にはなんと橋!
地形図にも載っていないのでちょっとびっくり。
そしてよく見ると鉄板の敷かれた橋面は一部が錆びて穴も開いていて二度びっくり!w
さらに、よく確かめると手すりがぐらぐら揺れて三度びっくりww
正直、渡るべきか辞めるべきか30秒ぐらい(笑)悩んだが、ちょっと頼りない左右の手すりを両手で持ちつつ、路面の真ん中を踏まないように一歩づつ強度を確かめながら慎重に渡った。
左欄3枚目は、比較的安心できる橋脚部の真上に立った状態で、水路の上(斜面側)を望んだところ。
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橋を渡ったところがC地点。
こちらにも立派な石垣の擁壁がある。
その先しばらくは、比較的道幅も広く安定していて、割と安心して歩ける。
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D地点の分岐。
斜面を登っていくのが木屋床方面への道。
下っていく左の道は未確認。
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さらに登っていくと杉林がある。
その杉林の始まる地点に分岐があり、ここがE地点。
右へ曲がると木屋床集落。
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この区間は、国土地理院地形図記載の道と異なり、実際はもっと大きく迂回しており、ヘアピンに近い急カーブを描いているここがF地点。
その先はカーブも勾配も緩くなり、少しだけ先の視界が開けてくると・・・
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G地点。
地形図に実線で描かれている、標高300m付近の山肌を辿っていく道路との合流地点。
こちらの道は一応コンクリート簡易舗装されており、車両の通行も可能なほどの充分な幅がある。
ささやかながら「←坪尻」の看板が設けられている。
なお、坪尻駅からここまで15分かかったが、写真を撮ったりしながら来たので、実際は10分少々で到達可能と思われる。
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H地点付近。
短区間ながらガードレールが設置されている。
また、このあたりでさっき橋で渡った水路を越える。
左欄下画像が、水路を斜面下側を見たところ。
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I地点。
ここから、遙か下に木々の間に坪尻駅が見える。
恐らく夏は視界が遮られて見えないと思われる。
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このあたり、電話線の電柱が異様に新しい物ばかりで、多くが2010年、中には2013年製の物もあった。
こんなところにまで電話線をひいて維持しなければならないと思うと苦労が偲ばれる。
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J地点で下へ降りていく山道を発見。
坪尻駅から北側の斜面へ回り込んでいく道はもっと先で逆方向へ分岐しているが、その道に繋がっているという確信があったので、ここを降りていく。
G地点からここまでは(写真を撮りながらゆっくり歩いて)5分程度。
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K地点。
途中には特に大きな障害も無く(細い木が路上に倒れている程度は障害の内に入らないw)、5分で予想通り坪尻駅北側の道に出た。
この北側斜面の道はこれまでも何度か通ったことがあるので、ここまで出ればもう安心。
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そこから、北側斜面の道を西へ進んでみる。
L地点。
少し先に鉄製のガードレール(?)があり、そこから下を見ると土讃線の州津川橋梁が見える。
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さらに進んだM地点で、さっきの道が上に見える。
この先進んだところでその道に合流することは判っているので、ここで引き返すことにする。
K地点からここまでは3分。
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北側斜面の道を坪尻駅方面へ降りていく。
N地点付近に、綺麗に積まれた石垣がある。
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O地点。
この先で鮎苦谷川は導水トンネルを抜けて、坪尻駅横の滝壺に落ちる。
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P地点。
ぐるっと回って坪尻駅に帰着。
@地点を出発してから40分程度であった。
L地点からだと10分程度。
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