須崎市の市街地に位置する無人駅(2010年に業務委託を廃止して無人化)。
元々は、大阪セメントの工場への専用線が分岐する信号場であった。
駅となった後も交換設備を持たない棒線駅であったが、1989年に現在の2番ホームが増設されて、同年7月22日のダイヤ改正から交換設備の使用を開始している。
駅周辺(特に東側:駅裏手)は開発が進んで、大型商業施設が建ち並んでおり、一部の特急列車も停車する。
かつてはここから、大阪セメントの須崎工場への貨物線が伸びており、長らくその遺構も残っていたが、近年の開発によってほとんどが失われてしまった。
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ホームは対面2面2線。
ホームの幅は非常に狭い。 |
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1番ホーム側には2番ホームの増設に合わせて延長された形跡が残る。
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構内通路と、その真上を跨ぐ歩道橋。
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上り方場内。
片開き分岐となるが、一線スルーは未対応。このため下り列車は通過速度が60km/hに制限される。 |
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下り方場内。
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歩道橋は貨物線の廃止以降、駅東側が大規模に埋め立て・整地されて商業施設や住宅等の立地が多くなったために設置された。
※2008年5月17日撮影 |
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駅名標。 |
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2008年当時の様子
※2008年5月17日撮影 |
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1997年当時の様子。
東側への歩道橋はまだ無かった。
※1997年6月7日撮影 |
大阪セメント専用線跡
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かつての大阪セメント工場への貨物線の遺構。
(1枚目)
駅の手前から左にカーブを描く。草生した築堤の先に鉄橋の遺構が見える。
中央付近の建物は、かつての信号扱所で、その手前の少し盛り上がった場所が、タブレットの授受を行っていた三角形状のホーム跡。
画像右端に多ノ郷駅の場内が見える。
1997年6月7日撮影。
(2枚目/3枚目)
そのガーター橋の遺構。
1999年5月1日撮影。
(4枚目)
そのさらに先にも鉄橋の跡が残っていた。画像の右奥の方に、2/3枚目の鉄橋が写っている。
1999年5月1日撮影。
2008年5月時点では、このあたりはほとんど整地されてしまっており、これらは全て確認することができなかった。
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