当駅は、2020年10月31日をもってJR四国の駅としての営業を終了し、
阿佐海岸鉄道の駅となったため、本項も以降の更新を停止しています


海部駅 (牟岐線)
駅番号:M28/AK28

住所徳島県海部郡海陽町奥浦
開業日1973年10月1日
電略カフ
標高11m
乗降客数 (1989年)170人
(1999年)298人
形態 対面2面2線
高架駅
主な設備




 牟岐線の終着駅。

 かつては片面1面1線のみで側線も持たない棒線駅だったが、1992年3月26日の阿佐海岸鉄道開業に合わせて対面ホームが増設され、現在の形態になった。
 徳島県内で数少ない高架駅である。

 元の海部町の中心駅であったが、合併時に現・海陽町の中心部の地位を隣の元・海南町に奪われたため、町役場等の主要施設の最寄り駅から外れてしまった。
 元の海部町役場は、海陽町・海部庁舎となったが、海陽町役場(元の海南町役場)との距離は800m程度しか離れていない。


 なお、阿波海南〜海部間はDMVの運行に伴ってJR四国から阿佐海岸鉄道に移管される予定になっている。
 移行にかかる工事は2020年7月18日から本格的に開始される予定で、同日から牟岐〜海部〜甲浦間は列車の運行を止めて代行バスが運行される。


 同年10月31日をもって、牟岐線の阿波海南〜海部間はJR路線としては廃止となり、当駅は翌日から阿佐海岸鉄道の所有となった。



 高架下の1階部分は海部町観光案内所があったが、現在は閉鎖されてシャッターが下りている。
 駅前には、阿佐海岸鉄道開通記念碑がある。

 なお、トイレについては出入口の位置を変更することで継続使用されている。


 ホームへ上がる階段は結構長い。


 ホームは対面2面2線。
 高架駅でありながら構内通路があるのが珍しい。

 元からある1番ホームに比べて、2番ホームはかなり短い。1番ホームは主にJRの列車が、2番ホームは阿佐海岸鉄道の列車が発着している。
 1番線の下り方(甲浦方)は現在使用していないのか、レールに錆が浮いている。

 上り方場内。

 2番線の上り方(牟岐方)も使用していないようで、レールには赤錆が浮いている。

 奥には、完成後に山が取り除かれて、構造物だけが残った、名物のトンネルが見える。

 下り方場内。

 できるだけ有効長を確保するためか、トンネル入口ぎりぎりのところにポイントがある。


 なお、1番ホームのワンマン確認用バックミラーは、一見ホームから生えているように見えるが、実は軌道部分から生えてホームを突き抜けている。


 1番ホームにある、JRの駅名標。

 こちらは、2番ホームにある阿佐海岸鉄道の駅名標。


 かつてオープンしていた海部町観光案内所。
 乗車券の発売も行っており、入って右手奥には待合室もあった。


※2008年5月23日撮影





 1997年当時の様子。


※1997年12月15日撮影

宍喰(阿佐海岸鉄道)→




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