阿波加茂駅 (徳島線)
駅番号:B22

住所徳島県三好郡東みよし町加茂
開業日1914年3月25日
電略カモ
標高74m
乗降客数 (1989年)706人
(1999年)682人
(2010年)246人(乗車人員
形態島式1面2線
主な設備




 東みよし町(旧三加茂町)の代表駅。

 国鉄時代は一部の急行列車が通過し、JRになって特急列車が設定されたときも、当初は一部の特急列車のみが停車していたが、2001年10月1日以降は全ての定期旅客列車が停車するようになった。


 駅から直線距離で約600mのところに、東西約50m/南北約40m、樹齢約1000年といわれる、国の特別天然記念物「加茂の大クス」があり、駅のホームにもクスノキが2本鎮座している。

加茂の大クス(東みよし町公式サイト)


 
 なお、2024年7月から駅舎の解体と待合所等の新築工事が始まっており、上記画像の駅舎は既に存在しない。
 (下記、〜駅舎建て替え工事の様子〜参照)


 ホームは島式1面2線。

 跨線橋の銘板。

 徳島線の府中・牛島・学・山瀬・川田・小島・阿波加茂・辻駅は、跨線橋の着手/竣工日が全て同じになっており、一気に工事着手した様子がうかがえる(他に高徳線の板東駅も同じ日付)。

 ホームにはクスノキが2本鎮座している。

 上り方場内。

 かつての貨物扱所を転用した保線用留置側線が分岐している。

 下り方場内。

 こちらは、1/2番線とも出発信号機を備えている。
 ↑1つ上の画像では少々判りにくいが、上り方の場内信号も2つあり、下り方面列車については当駅での待避&追い越しが可能となっているほか、上下両方向とも当駅での折り返し運転が可能である。

 このほか、かつての構内通路の痕跡が残っている。

 元の構内通路の池田側、左画像中央の電柱の向こう側には、通票閉塞時代には転轍機小屋があった。
 今でもその痕跡がわずかに残っている。

 上り方場内からも同様に保線用留置側線が伸びている。

 その横には、元の貨物扱所の跡もある。

 駅舎内の様子。

 旧駅事務室の一部が、ふるさとふれあい館「さくらひろば」に改装されている。


 駅名標。

 2セットが立っているが、2021年12月時点では下り側(池田方)の物は民営化初期の頃の丸ゴシック体様式で、徳島方の物は新しい角ゴシック体様式に更新されている。


 駅舎正面出入口横にある、水飲場。

 一応水は出るようである。


〜駅舎建て替え工事の様子〜





水飲み場の残骸

 JR四国と東みよし町との間の協定に基づき、2024年7月から旧駅舎の取り壊しと、待合所等の新築工事が始まった。
 7月末までには駅舎の解体はほぼ完了し、8月からトイレおよび待合所の新築に取りかかる模様である。

 当初のJRの計画では2023年度中に解体(および待合所のみを新築)の予定であったが、地元の反対署名から自治体がJR側との協議に乗り出して解体は延期。
 結局、待合所をJR四国が整備、それに付帯するトイレとそれらをまとめて覆う屋根の新築費用を東みよし町が供出するする形となった。

 2024年度中(秋頃?)には完成の見込みである。


※2024年7月29日撮影








 2017年当時の様子。


※2017年3月29日撮影







 2008年当時の様子。

 ホームのクスノキは定期的に剪定されており、2008年5月7日当時はご覧のような堂々とした枝ぶりであった。
 しかし、このように車両限界ギリギリまで枝が伸びていたため、この後ほどなくして剪定された模様である。


※2008年5月7日撮影

 2005年当時の駅舎。


※2005年7月24日撮影

 2001年当時の駅舎。


※2001年9月1日撮影

 1997年当時の駅舎。


※1997年9月22日撮影





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