内子駅 (予讃線)
駅番号:U10

住所愛媛県喜多郡内子町内子
開業日1920年5月1日
電略ウチ
標高70m
乗降客数 (1989年)1,428人
(1999年)1,930人
形態併用2面3線
主な設備 みどりの券売機プラス

車deトレイン取扱




 1920年、愛媛鉄道の駅として開業。1933年に国有化された。
 赤地ローカル線である内子線の終着駅であったが、1986年3月3日の予讃線・内子ルート開業に伴い、現在位置に移転するとともに愛媛県内初の高架駅として生まれ変わった。

 駅舎は高架下にあるが和風な造りとなっており、屋根瓦を有する。


 ホームは島式1/2番ホームと片面の3番ホームを有する2面3線となっており、高架化当初から通過列車が存在しないため一線スルーにはなっていない。

 なお、当駅から新谷までの間は、もともとの内子線の線路改良という位置づけであるため、戸籍上は内子線のままとなっており、当駅が内子線の「終点」となる。
 従って、現在の内子線は路線の起点終点の向きと、列車の下り上りの向きが逆向きになる。


 2021年度末に、みどりの窓口が閉鎖されて代わりにみどりの券売機プラスが設置された。


 駅前にはC12形SLが静態保存されている。

 高架下にある和風でコンパクトな駅舎。

 駅入口付近。
 改札付近と待合室もコンパクトにまとめられている。

 改札を入った正面に、エレベーターに繋がる通路があるのだが、、、、

 ぐるっと大きく回り込んで・・・・

 エレベーターだけがぽつんと・・・・

 こちらはホームへの階段。

 改札を入って逆コの字形に上がった、中二階の位置。

 これをさらに上がったところを左に行くと3番ホーム。
 さらに真っ直ぐ正面の階段を上がると、1/2番ホーム。

 その分岐点を1/2番ホーム側の階段から見下ろす。

 ベンチや自販機があり、待合所も兼ねている。


 島式+片面の2面3線。
 1番ホームが下り専用、2番ホームは上り専用、3番ホームが上下線共用の待避線となる。

 エレベーターは1/2番ホームにのみ設置されている。


 1/2番ホームは190m程度の長さがあり、予讃線松山以南の駅では最長のホームとなっている。
 3番ホームはそれより幾分短いが、それでも20m級客車6両編成に対応する。

 いかにも鉄建公団建設らしいクオリティ。

 駅の開業は1986年3月だが、3番ホームには「1982−11」の刻印が残る。


 上り方場内。

 下り方場内。
 向かって左手、1番線の出発信号機の位置に、予讃線の232kmのキロポストが建っている。

 向こうに見えるトンネルは、五十崎トンネル(1,106m)。

 1/2番ホームのつり下げタイプの駅名標。

 丸ゴシック体の初代様式後期タイプ。


 3番ホームにある地上設置形は角ゴシック体の現行(三代目)様式。

 1/2番ホームにも地上設置形の駅名標があるが、そちらは丸ゴシック体の初代様式後期タイプ。


(↓2018年時点)

(↓2008年当時)

(↓2002年当時)

 駅前に保存されている、C12−231。

 屋根無しの雨ざらしだが、適度に整備されている模様。

 プレート部分を文字が読めるレベルまで拡大。

 「内山線」の完成日が「3月31日」と記されている。

 すぐ横には行き止まり時代に使用していた駅名票が保存展示されている。




 (左側上画像)旧内子線の線路跡を利用して、駅前から南へ延びる道路。
 現在この道路は、向こうに見える内子線高架橋の手前で左へカーブし、国道56号線に繋がっている。


 (左側下画像)↑の正反対側、駅前から北へ延びていた線路跡。
この先に旧内子駅があった。ここも現在は既に道路となっている。



※1997年5月11日撮影



↓ほぼ同じ場所から見た、2008年4月26日現在の様子


 

 整備途中だった頃の、駅前のC12形。


※1997年6月7日撮影

 開業間もない頃の1/2番ホーム。


※1986年3月24日撮影

 同じ日の駅前の様子。


※1986年3月24日撮影





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