しまんと
土讃線 高松〜高知・中村・宿毛間
4往復
2700系




しまんと5号
土讃線 讃岐財田駅
2021年9月23日


<概況>

 高松から高知を通り、一部は土佐くろしお鉄道の中村まで足を延ばす特急列車。

 振子式の2700系気動車を使用して、高松〜中村間に下り1本、高松〜高知間に3往復、高松〜宿毛間に上り1本の、合計4往復が全てモノクラス編成で運転されている。
 このうち下り1本/上り2本が宇多津〜高知間で、また下り1本が多度津〜高知間で、いずれも「南風」との併結となる。

 なお、多客期には「南風」との併結運転を解消のうえ、2000系が代走する場合がある。


 上り8号の1本のみが”四万十川を渡る「しまんと」”となっている。


<下り>
号数高松発行先編成備考
1号6:04中村2700系×2両
3号7:23高知 宇多津→高知間
南風1号に併結
5号8:25
7号18:27 多度津→高知間
南風21号に併結
<上り>
号数始発高松着
編成
備考
2号高知7:022700系×2両
4号9:21 高知→宇多津間
南風4号に併結
6号21:42 高知→宇多津間
南風28号に併結
8号宿毛23:26
※所定編成による




<HISTORY>

 1988年4月10日のダイヤ改正でそれまでの「南風」のあとを継ぐ形で登場。キハ181系主体で、高松〜中村間下り2本/上り1本、高松〜高知間下り1本/上り2本の3往復が設定された。
 当初よりエル特急指定であった。
 列車番号は改正前の「南風」の番号を踏襲し、31D〜 を名乗った。


 1989年3月11日改正で2000系試作車 TSEによる季節列車が高松〜高知間に1往復登場。


 1989年7月22日改正で高松〜高知間急行「土佐」格上げにより1往復増発。
 高松〜中村間下り2本/上り1本、高松〜高知間下り2本/上り3本の、合わせて4往復(季節列車を除く)となった。


1990年11月ダイヤ改正に先立ち、9月に先行投入された2000系量産車が旧HMを掲出して一部列車に充当された

JR四国発行オレンジカードより引用


 1990年11月21日改正で高松〜高知・中村間各3往復の計6往復体制に増強された。このうち4往復がキハ185系、残る2往復がキハ181系であった。
 またヘッドマークについて、赤地に四万十川をイメージしたデザインのモノに変更されている。



しまんと1号 (左側は「南風2号」)
土讃線 讃岐財田駅
1991年1月2日



しまんと2号
予讃線 高松駅
1991年7月24日


4特急揃い踏みの貴重なシーン
左から、181系「いしづち4号」/2000系「南風4号」/2000系「しおかぜ3号」/181系「しまんと5号」

予讃線 多度津駅
1991年7月24日



しまんと7号
予讃線 高松駅
1991年7月29日



しまんと5号
予讃線 坂出〜宇多津間
1991年9月



しまんと7号(左)/南  風8号(右)
土讃線 塩入駅
1991年9月


 1991年11月21日改正では、1往復が増発された一方で1往復が高知〜中村間系統分割されて「あしずり」化された。
 結果、高松〜高知間5往復/高松〜中村間2往復の合わせて7往復となるとともに、今改正で増備された2000系が投入され、高松〜高知・中村間の各1往復を除いた全列車がこれに置き換えられた。

 なお、2000系列車の内の高松〜高知間1往復はモノクラス編成であった。
 2000系以外の2往復は、高松〜高知間1往復が「うずしお」間合い運用のキハ185系モノクラス編成、高松〜中村間1往復が「あしずり」用の車両送り込みを兼ねたキハ181系であった。

 またこの改正では、2000系を使用した上り1本について、高知〜高松間の所要時間が1時間59分に設定され、史上初めて同区間2時間未満到達の列車が登場した。
 ちなみにこの列車は1993年3月改正では1時間54分とさらにスピードアップした。


珍しい下り向き先頭車三重連&4両全車先頭車の編成
本来モノクラス編成の列車だが、年末年始ということで2000形を増結している

しまんと7号
1992年1月1日
予讃線 国分〜讃岐府中間


多度津駅に「しおかぜ12号(右)」と同時到着

しまんと8号(左)
1992年1月2日
予讃線 多度津駅


 1992年7月23日改正では、「しおかぜ」運用を離脱した2000系TSEが運用に加わり、高松〜高知間に1往復設定されていたモノクラス編成の運用に充当された。
 なお、最速の高知〜高松間2時間未満列車はTSEが充当されるようになった。


この当時存在した、キハ185系所定3両モノクラス編成

しまんと2号(左
土讃線 讃岐財田駅
1992年8月26日



しまんと2号(左)/しまんと3号(右)
土讃線 讃岐財田駅
1992年8月26日


年末年始で5両に増結された「しまんと」

しまんと8号
土讃線 讃岐財田駅
1993年1月1日



しまんと7号
予讃線 讃岐塩屋〜多度津間
1993年1月2日


4両に増結されたキハ185系モノクラス編成
キハ185形が下り向きで3両繋がっているのが珍しい

しまんと2号
土讃線 讃岐財田駅
1993年1月3日


所定3両に2150形を増結した4連で運転される「しまんと」
この日は3号と5号の2本続けてこの編成であった

しまんと3号
土讃線 讃岐財田駅
1993年1月3日

しまんと5号
土讃線 讃岐財田駅
1993年1月3日




しまんと6号(左)/しまんと5号(右)
土讃線 讃岐財田駅
1993年1月3日


高知駅で並んだ、2000形と2150形の「しまんと」と、キハ181系の「あしずり」

土讃線 高知駅
1993年2月14日


 1993年3月18日改正では、全列車が2000系に統一されたことから運転系統や時間帯の見直しが行われ、高松〜高知間下り5本/上り4本、高松〜中村間下り2本/上り3本の7往復の運転となった。このうちの4往復がグリーン車を連結していた。
 また、今改正で列車番号が変更となり、従来の31D〜 を「南風」に譲り、逆に従来「南風」が名乗っていた2001D〜 が付与された。


TSE3両編成の「しまんと」

しまんと7号
予讃線 香西〜鬼無間
1993年5月


 1993年10月1日改正で、1往復がグリーン車付き編成からモノクラス編成に変更された。
 当該列車の内の下り列車については高知で系統が分割され、高知〜中村間が「あしずり」化された。ちなみに、この列車はモノクラス編成で高知到着後に先頭に2000形を連結し、そのまま「あしずり」になるという変わった列車であった。
 結果、高松〜高知間下り6本/上り4本、高松〜中村間下り1本/上り3本の運転となった。


 1994年12月3日改正では、さらに上り1本が高知で系統分割されて末端区間が「あしずり」化され、高松〜高知間下り6本/上り5本、高松〜中村間下り1本/上り2本の運転となった。


旧塗装のN2458を繋いだ2両編成

しまんと6号
土讃線 高知駅
1996年9月9日

TSE編成を上り方から見る

しまんと8号
土讃線 高知駅
1996年9月9日


3両目にN2458を連結した4両編成

しまんと1号
土讃線 豊永駅
1997年6月8日


 1997年10月1日に土佐くろしお鉄道・中村〜宿毛間の開業に伴って、中村発着列車の内の上り1本が宿毛まで延長された。
 これにより、高松〜高知間下り6本/上り4本、高松〜中村間下り1本/上り2本、高松〜宿毛間上り1本の運転となった。


 1997年11月29日改正では9往復に増発された。スジの立て替えや「南風」「あしずり」との共通運用によって運転系統は変則的となり、高松〜宿毛間下り1本/上り2本、高松〜中村間上りのみ1本、高松〜高知間下り8本/上り6本となる。この内の3往復にグリーン車が連結された。
 また、このときから「エル特急」の呼称をやめている。
 なお、この改正では高松〜高知間2時間未満到達の列車が消滅してしまった。


 1998年3月14日改正では「南風」増発を受けてダイヤ等の見直しが行われ、全体の9往復はそのままに、高松〜宿毛間1往復、高松〜中村間1往復、高松〜高知間7往復の体制となった。
 「南風」との併結列車が2往復登場しているが、グリーン車連結列車は3往復で変わらない。


大変珍しい、2001形と旧塗装2424形の2両編成
本来は2001形+2101形の2連が所定であった

しまんと9号
土讃線 大杉駅
1998年9月15日


 1998年10月3日改正では系統立て替えが行われ、全体の本数は9往復のままで、「南風」との併結列車が3往復に増えるとともに、高松〜宿毛間1往復、高松〜中村間上りのみ1本、高松〜高知間下り8本/上り7本の運行となった。
 なお、グリーン車連結列車は朝の下りと上り最終の1往復のみとなった。


「南風」と併結の6両編成
この頃はまだ土讃線ではN2000先頭車は珍しかった

しまんと10号(前2両:後部4両は「南風16号」)
土讃線 黒川〜讃岐財田間
1999年2月10日



しまんと7号
予讃線 国分〜讃岐府中間
1999年2月11日


排気ガスを吹き上げ、車体を振りながら勾配を駆け登る

しまんと8号(前部2両)
土讃線 箸蔵〜佃間
1999年3月11日


 1999年3月13日改正で「南風」との併結を解消、併結していた高松〜高知間の3往復は廃止され、実質減便となった。
 結果、高松〜宿毛間1往復、高松〜中村間上りのみ1本、高松〜高知間下り5本/上り4本の合わせて6往復体制となった。グリーン車連結列車は1往復で変わらず。
 車両面では、TSEが戦列を離れて「うずしお」運用に転用された。


土讃線復旧記念ステッカーをから衣替えした2000系ステッカーを貼った「しまんと」(右)

しまんと11号(右)
予讃線 高松駅
2000年2月1日
左は、いしづち23号


 2000年3月11日改正ではさらに削減され、高知〜高松間の上り1本が廃止されるとともに、高松〜高知間の下り1本が多度津〜高知間「南風」との併結となった。
 これにより、高松〜宿毛間1往復、高松〜中村間上りのみ1本、高松〜高知間下り5本/上り3本の、下り6本/上り5本となった。グリーン車連結列車は1往復。



しまんと9号
土讃線 三縄駅
2000年11月3日



しまんと6号
予讃線 坂出〜宇多津間
2000年11月4日


ステッカーは2000年一杯で剥がされた

しまんと9号
土讃線 琴平〜塩入間
2001年1月2日


 2001年3月3日改正では、全体の本数に変化はないが、一部列車について運転時間帯の見直しが行われたほか、「南風」が2往復増発されたのを受けて、「南風」との併結列車が下り3本/上り2本に増えた。


宿毛事故で廃車となった2008形を連結した「しまんと」

しまんと10号
予讃線 高松駅
2002年3月23日


高松への回送車輌を連結し、闇に紛れて堂々8両編成で走行する「しまんと」
全車営業扱いで、2003年10月改正まで存在した

しまんと10号
予讃線 多度津駅
2002年9月20日


「南風」との併結で宇多津に到着
併結でも4両のミニ編成

しまんと4号(前2両」(+「南風6号(後2両)」)
予讃線 宇多津駅
2003年3月30日


 2003年10月1日改正では下り1本が廃止されて5往復に減少。
 高松〜宿毛間の1往復と、高松〜高知間の下り1本のみが全区間単独運転となり、高松〜高知間の下り3本と上り4本が、宇多津〜高知間「南風」と併結となる。
 グリーン車が連結される列車もさらに減り、宿毛直通の1往復のみとなった。


GWで4両に増結された「南風」と併結の美しい7両編成

しまんと4号(前側3両:後部は「南風20号」)
土讃線 塩入〜黒川間
2005年5月3日


土讃線ではちょっと珍しい、綺麗なオールN2000系の5両編成

南風9号(前3両)+しまんと7号(後2両)
土讃線 高知駅
2005年10月1日



しまんと4号(前側3両:後部は「南風20号」)
土讃線 黒川〜讃岐財田間
2006年1月28日



しまんと4号(前側3両:後部は「南風20号」)
土讃線 讃岐財田駅
2007年3月10日

 2007年3月18日の時刻修正で、下り1本が中村〜宿毛間廃止された。
 結果、高松〜高知間4往復、高松〜中村間下り1本、高松〜宿毛間上り1本となり、高知発着列車については下り1本を除いた全てが「南風」との併結となった。



しまんと2号
予讃線 八十場〜坂出間
2007年11月11日


排気ガスを夕日に煌めかせて勾配を駈けのぼる

しまんと4号(前側3両)
土讃線 塩入〜黒川間
2007年11月17日


 2008年3月15日改正では、一部列車の運転時間帯がシフトされ、基本的に昼間高松まで運転する列車が無くなった。
 下り高松発は6〜8時台に3本と16/20時台に各1本、上りに至っては高松着9時台のあとは、17時以降に4本がまとまって設定されている。
 このうち、高松〜宿毛間の上り1本と高松〜中村間の下り1本、それに高松〜高知間の下り1本を除いた全てが、宇多津〜多度津間で「南風」との併結となる。


 2011年3月12日改正では、上り8号が廃止されて代わりに上りの始発1番列車が2号として増発され、運転時間帯の偏りが多少是正された。
 結果、高松〜高知間に4往復、高松〜中村間下り1本、高松〜宿毛間上り1本の合わせて5往復となった。


 2012年3月17日改正では、上り1本の運転時間帯が2時間後方にシフトされ、運転時間帯がさらに偏った。
 また、下り中村行きと上り宿毛始発が高知で系統分割されたことから、5往復全てが高松〜高知間の運転となり、列車名の元となった四万十川を渡らなくなった。


 2013年3月16日改正では、下り最終の9号の「南風」との併結駅が、宇多津から多度津に変更された。
 その他の運転系統については、変更はない。


 2014年3月15日改正では、下り始発1号が「あしずり3号」との系統統合により中村行きに変更となった。
 結果、高松〜中村間に下り1本と、高松〜高知間に下り4本/上り5本の、合計5往復となっている。
 このうち下り2本/上り3本が宇多津〜高知間で、また下り1本が多度津〜高知間で、いずれも「南風」との併結となる。
 グリーン車が連結されるのは、従来通り1号と10号の1往復のみとなっている。


 2016年3月26日改正では、夕方の下り1本の運転時刻が繰り下げられ、高松地区の帰宅列車として利用可能な時間帯にシフトされた。
 これに合わせて、「南風」との併結場所が宇多津から多度津に変更となった。
 結果、高松〜中村間に下り1本と、高松〜高知間に下り4本/上り5本の、合計5往復というのは変わらないが、「南風」との併結となる区間と本数が、宇多津〜高知間併結が下り1本/上り3本、多度津〜高知間併結が下り2本となった。


キハ185系復活国鉄色車で運転された「代走しまんと」

(2枚とも)
しまんと7号
予讃線 高松駅
2017年5月21日


2018〜2019年の年末年始「南風」「しまんと」分離運転で登場した2600系の「代走しまんと」
高松では同じく代走の8600系「いしづち」と並んだ

しまんと7号
予讃線 高松駅
2019年1月5日


大学入試に伴う「しおかぜ」「いしづち」分離運転に際して、2600系による
「代走いしづち」が初登場し、高松駅ではN2000系「しまんと」との並びも実現した

しまんと7号(左:右は「いしづち23号」)
予讃線 高松駅
2019年2月25日


 2019年3月16日改正では、上り最終の10号が「あしずり」と系統統合する形で宿毛〜高松間の運転に変更され、7年ぶりに四万十川を渡る「しまんと」が復活した。
 結果、合計5往復に変更は無いが、高松〜宿毛間上り1本、高松〜中村間下り1本、高松〜高知間4往復という体制となった。
 グリーン車を連結する列車や、「南風」との分割併合列車および区間については、変更はない。


 2019年9月3日から27日までの平日に、また同28日からは毎日定期運用として「しまんと1/10号」の1往復に新型2700系気動車が充当開始された。
 従来、当該列車は「しまんと」の中で唯一往復グリーン車が連結されている列車であったが、2700系ではモノクラス編成となったため、「しまんと」からグリーン車の連結される列車が消滅した。
 これにより、高松〜宿毛間上り1本と高松〜中村間下り1本が2700系、高松〜高知間4往復が2000系という体制となった。


 2020年3月14日改正では、特に変更は無い。



しまんと6号(手前2両:後部3両は「南風24号」)
土讃線 高知駅
2020年5月13日


 2020年7月18日より、2700系増備車の導入により「南風」の大半が同車に置き換えられたことに伴い、同列車と併結となる昼間の下り1本と、朝の単独運転の上り1本が新たに2700系化された。
 結果、高松〜宿毛間に2700系で上り1本、高松〜中村間に2700系で下り1本、高松〜高知間に2700系1往復と2000系3往復という陣容となった。
 編成についてはグリーン車の連結が廃止され、全てモノクラス編成での運転となった。



しまんと7号
予讃線 高松駅
2020年7月20日


 2021年3月13日改正では、全列車が27000系モノクラス2両編成に統一された。
 運転系統および運転時刻は従来通りで変更はなく、高松〜宿毛間に2700系で上り1本、高松〜中村間に2700系で下り1本、高松〜高知間に2700系1往復と2000系3往復という陣容となっており、「南風」との併結列車は3往復で分割併合場所についても変更はない。



しまんと6号
予讃線 八十場〜坂出間
2021年6月14日


年末年始の増結措置により「キロハ」が連結された「しまんと」

しまんと10号
土讃線 琴平駅
2022年1月2日


 2022年3月12日改正では、「南風」と併結となる夕刻〜夜間時間帯の1往復が廃止されたほか、上り最終の8号(改正前の10号)が高知で系統分割されて高知始発となった。

 結果、高松〜中村間に下り1本、高松〜高知間に下り3本/上り4本の、合計4往復体制となり、宿毛直通の”四万十川を渡る「しまんと」”が消滅した。
 このうち下り1本/上り2本が宇多津〜高知間で、また下り1本が多度津〜高知間で、いずれも「南風」との併結となる。


 2022年のお盆シーズンは、2700系が全て「南風」「うずしお」運用に回されたため、土讃線区間を運転する「しまんと」は2000系が代走した。
 なお「あしずり」も全て2000系代走となったことから車両が不足し、松山運転所から4両を借り受けて運行された。
 下の2枚の画像も、2155形以外は全て全て松山運転所からの借り受け車で、このうち2105形はサイクルルーム付きの車両であり、サイクルルーム付き車両の「しまんと」運用は初のケースと思われる。

しまんと8号
土讃線 琴平駅
2022年8月10日

しまんと8号(2105形)
土讃線 琴平駅
2022年8月10日

しまんと5号
土讃線 讃岐財田駅
2022年8月16日



 通常「南風」との併結列車は併結運転を中止し、多度津および宇多津までの区間運転となったが、代走には一部8600系が使用され、極めて珍しいケースとなった。
 なお、設定器には「しまんと」の登録が無いため、LEDは「特急」表示であった。

(3枚全て)
しまんと7号
予讃線 高松駅
2022年8月13日



年末年始の「南風」増結措置のため、全列車が2700系以外の車種で代走となった「しまんと」
なお、N2000系は松山運転所からの借り入れ車である

代走 しまんと7号(多度津行)
予讃線 高松駅
2022年12月29日

しまんと8号
土讃線 琴平駅
2022年12月29日



 2023年3月18日改正では、特に変更はない。


本来2700系が充当される列車であるが、臨時の運用変更により
「らんまん」ラッピングの2000系が代走した「しまんと」

しまんと5号
土讃線 讃岐財田駅
2023年5月12日


 2024年3月16日改正では、上り最終の8号が「あしずり」を統合して宿毛始発に変更となったことから、”四万十川を渡る「しまんと」”が2年ぶりに復活した。

 この結果、高松〜中村間に下り1本、高松〜高知間に3往復、高松〜宿毛間に上り1本の、合計4往復が全て2700系のモノクラス編成で運転されている。
 このうち下り1本/上り2本が宇多津〜高知間で、また下り1本が多度津〜高知間で、いずれも「南風」との併結となるのは、従来通り。



<私見>

 2000年以降、高速バスや自家用車に圧されて凋落の一途をたどっておおり、現状は2両の短い編成でわずか4往復。

 2019年9月からはついにグリーン車の連結が無くなってしまった。
 そのうえ運行時間帯が極端に偏っているので、非常に利用しにくい列車である。

 1997年11月改正当時の9往復という本数は「しまんと」としては精一杯の本数だったのかも知れないが、個人的にはせめて10往復程度をほぼ等時隔で運転するぐらいの利便性は確保して貰いたいモノである。

 停車駅も運転停車を含めて多過ぎで、もう少し整理して全列車高松〜高知間2時間以内を目指したいところである。





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