佐川駅 (土讃線)
駅番号:K13

住所高知県高岡郡佐川町大字寺中
開業日1924年3月30日
電略サワ
標高80m
乗降客数 (1989年)1,434人
(1999年)1,104人
形態対面2面2線
主な設備車deトレイン取扱




 佐川町の中心駅で、町役場や植物園などへの最寄り駅となっている。
 国鉄時代の1972年から1978年までは特急列車が通過していたが、現在は全ての旅客列車が停車する。

 2024年3月15日をもって窓口は常時閉鎖となり、実質的に無人駅となった。




 ホームは対面式の2面2線で、構内通路がある。

 かつては片面のみ1面1線(+保線用側線)の事実上の棒線駅であったが、1989年に現在の2番ホームが増設され、同年7月22日改正から交換設備の使用を開始している。

 駅構内を南北に跨ぐ跨線橋がある。

 上り方場内。
 通過列車が無いので、一線スルー未対応。

 1番ホーム裏手にはかつての貨物扱所跡地と思われる平場がある。

 下り方場内。

 撮影した場所は、駅構内全体をまたぐ歩道橋で、駅構内には跨線橋は無い。

 下り方にある構内通路の様子。

 駅舎内の様子。

 かつてキヨスクがあった場所には観光案内所がある。

 「歴町さかわ」の観光案内所。

 駅舎内待合室の屋根部分。

 駅舎正面。

 当駅の位置を示すプレートが掲げられている。

 駅名標。

 駅裏手の様子。

 中央のロータリー部分は、かつて国鉄〜JRバスの松山高知急行線「なんごく号」が運転されていた当時にバスの転回に使用していたものである。

 2番ホームの待合所の背後、跨線橋を下りたすぐの場所が「なんごく号」の乗降場であった。

 駅舎正面に向かって左側にある、開業50周年記念碑。


 下の碑文を拡大→

跨線橋(と国鉄バス)小ネタ

 佐川駅構内を跨ぐ跨線橋。
 本来は、駅裏手の国道を通る国鉄バスを利用する際の利便を改善する目的で建設された。

 跨線橋の銘板。
 1982年11月7日の竣工とある。

 そして、ここでちょっと面白いネタが・・・↓


 旧国鉄四国総局発行のポケット時刻表より。

 左のように、1982年11月改正号ではまだ跨線橋の記載は無く、駅の左側から大きく迂回する必要があり、しかもバス乗り場は国道に設けられていた(「国道佐川」バス停)。
 1984年2月改正号から、跨線橋を利用して駅裏手に新たに設けられたバス乗場(「佐川」バス停)を利用するように案内が変わっている。

 しかし、上のように跨線橋自体は1982年11月15日ダイヤ改正の8日前に竣工しており、同改正号に掲載されなかったのは原稿締め切りの関係であろうか?


 なお、国鉄バスの「佐川」バス停は元々佐川駅前にあり、「なんごく号」も国道佐川バス停だけでなく、佐川駅前まで立ち寄る便も一部存在した。
 駅裏手に新たに設けられた「佐川」バス停は「なんごく号」専用であり、普通便は従来通り駅前のバス停から発着していた。



 2005年当時まで、国鉄時代の電照式吊り下げタイプの駅名票が残っていたが、今はもう無い。


※2003年8月10日撮影

 1997年当時の駅舎。


※1997年6月7日撮影





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