豊永駅 (土讃線)
駅番号:D29

住所高知県長岡郡大豊町東土居
開業日1934年10月28日
電略トナ
標高212m
乗降客数 (1989年)354人
(1999年)102人
形態島式1面2線
主な設備




 1934年に高知方面からの土讃南線が当駅まで開業。阿波池田方面からの土讃北線が1935年に豊永に達するまで、土讃南線の終着駅であった。

 国鉄時代とJR初期の頃は一部の急行列車が停車していたが、現在は普通列車のみが停車する。

 当駅のすぐ南側にある南小川橋梁(90m)の南側には、「与作酷道」として名高い国道439号線の踏切がある。


 現在のホームは、島式の1面2線。

 旧3番線は現在は保線用留置線となっており、営業用としては使用されていない。


 延長した跡もある旧3番ホーム。

 線路は今では途中で行き止まりになっている。


 跨線橋とその銘板。


 上り方場内。
 一線スルー対応で1番線(画像右端の線路)が上下本線。

 駅ホームに比べて線路有効長がかなり長い。

 下り方場内。


 改札を出た正面を見たところ。

 3番ホーム突き当たりの部分には構内通路を埋めた痕跡があり、そこには1969年6月という刻印がある。


 駅舎横にはかつての貨物扱い所等があった痕跡が残る。

 その手前左手の平場には、かつて木造の保線小屋が建っていたが、2016年4月以降、遅くとも2018年秋までの間に、ついに撤去されてしまった。


 駅舎内の様子。

 簡易タイプの自動券売機が設置されている。

 駅舎正面に掲げられている駅名票。

 駅舎正面向かって左にある石碑。

 「鉄道開通記念」とあり、横の文字は「昭和十年」以外は不明瞭だが、土讃線の三縄〜豊永間の開通が1935年10月28日なので、それを記念したものであると思われる。

 駅裏手、国道32号線側にある駅入口。

 ここを上がると旧3番ホームに出る。出たところの右手に、跨線橋がある。



 跨線橋の脇、今では柵の外に建っている石碑。
 跨線橋が出来る前は構内通路の脇に位置する場所であろう。


 刻まれた文字を見ると、「昭和40年2月23日 1千点達成 同年6月1日建立」「事故防止祈願碑」「駅員一同」と読み取れる。

 「一千点」が何を意味するか不明だが、点=日数 と仮定すると約3年(約33ヶ月)前に起算していることになるが、丁度その頃には土佐岩原〜豊永間において、土讃線史上当時最大規模の土砂崩壊が発生して、監視員1名が死亡1名が行方不明となっており、それと関係があるのではないかと想像される。

 駅名標。


 かつてあった古い木造の保線小屋。

 手前側の妻面にも建物があった痕跡が残っているが、ここには小さな保線機械の収納小屋があった。


※2008年4月6日撮影

 2016年4月6日当時の様子。

 この時点ではまだ保線小屋は健在であった・・・が、、、

 2015年4月5日時点の画像と比べると、奥の小さな倉庫が撤去されているのが判る。

 思えば、この時点で既にこの保線小屋自体撤去する話が出始めていたのかもしれない・・・





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