伊予寒川駅 (予讃線)
駅番号:Y24

住所愛媛県四国中央市寒川町
開業日1933年4月1日
電略サン
標高9m
乗降客数 (1989年)276人
(1999年)288人
形態対面2面2線
主な設備




 旧寒川町(現:四国中央市)にある駅。

 このあたりは、日本三大局地風の一つとされる、法皇山脈から吹き下ろす強烈な「やまじ風」が吹き荒れる場所で、特に春と秋にはそれによる運転規制(一時運転見合わせ等)が行われることがある。


 駅の前後の区間は直線状で線形が良いため、ほぼ全ての列車が最高速で飛ばす。
 しかし駅構内のポイント通過速度が100km/hに制限されているため、特に回復運転時の特急列車では駅の手前で前にのめるほどの減速Gが感じられる。


 駅のすぐ前に国道11号線の交差点(黄色点滅信号)があり、せとうちバスの「寒川駅前」バス停がある。

瀬戸内運輸(せとうちバス)


 ホームは対面2面2線。
 一線スルー対応で、1番線が上下本線。

 上り方場内。

 下り方場内。

 2019〜20年頃に、下り方の1両分ほどの長さが立入禁止とされて柵が設けられている。

 結構広い、元の貨物扱い所跡。
 現在は保線基地となっている。

 海側上り方にある、保線用の側線。

 海が間近に見える。

 但し、画像は2008年当時で、2022年現在はこの場所に工場と駐車場が出来ており、あまり綺麗に見通せなくなっている。



 跨線橋と、その銘板。
 かつては2番ホーム側の跨線橋を降りたところに待合所があり(下記2008年当時の画像参照)、今でもその痕跡が残っている。


 工事施工は大鉄工業だが、跨線橋自体の製造者は国鉄・多度津工場の模様。
 かつては「日本国有鉄道 多度津工場」の銘板も設置されていたが、2020年頃に撤去されているのが確認されている。左側の下画像がその撤去痕。

 駅名標。

 丸ゴシック体で棒矢印のJR四国二代目様式の物が残存している。

 駅舎内の様子。



 このあたりは、特に春先になると日本三大局地風のひとつである「やまじ風」が吹き荒れる。

 この風の威力は凄まじく、当駅ホームの待合所の屋根が破損したことがあるという。

 当駅の駅舎横にも、風を観測するための風速計が設置されている。
 設置時期は不明だが、↓の2001年撮影の画像には見当たらず、2008年3月には既に設置されていることから、2000年代半ば頃の可能性が高い。


 現在は、強風を観測したとき以外でも、やまじ風が吹きそうな予報が出たときには、事前に計画運休措置を執ることがある。

 右側通行で駅を通過する8600系の特急列車。


 伊予寒川は、予讃線の駅としては最後までホームに木製電柱の残っている駅であった。

 2018年秋の時点で、1番ホームと2番ホームに1本ずつ残っていたが、2019年10月以降2020年4月までの間に2番ホーム側の物はコンクリート製に建て替えられているのか確認されているほか、2022年までには1番ホーム側の物も撤去されてしまい、当駅の木製電柱は姿を消した。



 2017年当時の様子。

 跨線橋には「日本国有鉄道 多度津工場」の銘板が残っていた。





 2008年当時の様子。

 かつて2番ホームにあった待合所は2010年代(詳細時期不明)に撤去された。


※2008年3月20日撮影

 2001年当時の駅舎。

 かつて駅舎の左右に高い熱帯樹が立っていたが、いずれも2008年までには伐採されてしまった。


※2001年8月29日撮影





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