高知駅 (土讃線)
駅番号:D45/K00

住所高知県高知市北本町2丁目
開業日1924年11月15日
電略コチ
標高2m
乗降客数 (1983年)5,873人(乗車人員
(1985年)5,340人(乗車人員
(1989年)11,610人
(1999年)11,638人
(2010年)5,088人(乗車人員
(2014年)10,210人
(2017年)5,2771人(乗車人員
形態 島式2面4線
高架駅
主な設備 みどりの窓口
ワープ支店
セブンイレブン(土産物店+コンビニ)
リトルマーメイド(ベーカリー)
アンパンマンテラス高知(グッズ)

自動改札
エレベーター
エスカレーター
コインロッカー

車deトレイン取扱
駅レンタカー

貨物扱駅(コンテナセンター:12ft)




 土讃線最大の駅、高知。
 1996年度より高架化事業が進められ、2008年2月26日に、高架化された新駅に切り替えられた。
 以前は運転所も併設されていたが、高架化事業に伴って、現在は布師田に移転している。

 新駅は島式2面4線のホームを持ち、エスカレーターやエレベーターの他、JR四国では初の自動改札や定期券自動販売機なども設置された。
 駅を覆うドーム屋根には、高知県産の杉が使われ、「くじらドーム」と名付けられた。


 土佐山田から高知、佐川、須崎にかけてが高知の都市圏輸送区間で、普通列車だけを比較すれば松山都市圏を凌ぐほどの利用がある。


 駅弁もあり、お薦めは「かつおたたき弁当」「うなぎめし」「松茸弁当」「鯖の姿ずし(季節限定)」で、特に「かつおたたき弁当」は、個人的には四国内の駅弁では一番のお薦めである。


土佐電が乗り入れる南口

南口エントランス

北口エントランス

 南口は、土佐電鉄が直接エントランス正面まで乗り入れている。

 一般車両は主に北口利用となる。

改札付近の様子

改札を入り階段上から振り返る

JR四国初の自動改札

改札を入って左右脇から奥に
あるトイレとエレベーター

2019年現在、コンコース内中2階部分は
アンパンマン広場になっている

 新駅の改札はJR四国初の自動改札。
 自動改札機は当然ながら(?)カード読み取り未対応タイプ。

 改札外から見ると、入場3ゲート+出場2ゲート+有人改札1ゲート。
 改札外から見て右から3番目が、車いす対応の幅広通路。

 ちなみに改札内から見ると、出場4ゲート+入場1ゲート+有人1ゲート。
 つまり、中央の2ゲート(幅広1ゲートを含む)と有人改札の合わせて3ゲートが、入出場両用となる。

 自動改札の反応速度は個人的には及第点で、ほぼ関西圏の自動改札の速度に近い感じ。
 個人的に、関東の自動改札は反応速度遅すぎ・・・・

※ICカード利用の場合を除く

 自動券売機が3台しかなく、この日のこの時間帯はちょっと混雑。
 自動改札に不慣れな人が多いようで、改札周辺は場合によっては利用客よりも案内係の社員の方が多いほど(w


 改札を入ってそのまま直進すると階段へ。振り返るとエスカレーターがあり、階段を避けてさらに奥に行くと、トイレとエレベーターがある。


上り方出発信号機群

下り方も、同様に4つの
出発信号が並ぶ

上り方引揚線は2本
右端は本線

こちらは引揚線は1本

給水or給油設備がある


 ホームは島式2面4線。従来通り、一番南側が1番ホーム。

 出発信号機はLED表示で、上り方/下り方ともに4基ずつ並んでおり、入換信号機も併設。
 全ホームとも上下両方向へ出発と引揚線への入出線が可能。


 引揚線は、下り方に1本、上り方に2本設置。
 上り方の方は21m車4両まで対応のようで、給水or給油(どっちだろ?(^^; )設備も4基設置されているようだ。

 下り方の引揚線は少し長く、21m車5〜6両分ぐらいあるように見受けられる。



 軌道は、ポイント部分がバラスト軌道+合成枕木(多分)で、それ以外は近年採用例の多い、コンクリートスラブを使った(D型?)弾性枕木直結軌道だが、防音のため駅構内の一部はバラストも併用している。

 レールは、駅構内もロングレールになっているようだ。


北口エントランス

ホームを覆うドーム

ホームから北側を望む

高知県産の杉らしい

南側はこんな感じ

 新しい高知駅のシンボルでもある、ドーム屋根。
 「くじらドーム」と名付けられた。

 個人的には、これのどこが鯨なのかと思うが、できた後で名付けられたのだからイメージにそぐわないのは仕方がない(^^;

※それなら最初から名前を決めて、それに沿ったデザインにすれば良かったのに・・・

 まぁ、横方向に伸びる「梁」が鯨の肋骨のようだと言えば、納得する人もいるかも?(笑)

 高知県産の杉を使用しており、長さ約60m、幅約38m、高さ約23m。


西から東を望む

東側から西側を望む



1/2番ホームの
14番乗車口

3/4番ホームの
14番乗車口

 2面4線のホームはいずれもカーブしており、美観の点では今ひとつ。

 ホーム屋根は、ドームを含めるとホーム両端の数m部分を除いてホームほぼ全てをカバーしており、列車待ち中に雨に濡れる心配がほとんど無いのはGood。
 ドーム以外のホームの屋根も、ドームに合わせるように弧を描いており、デザイン的にもまずまず。


 ホーム上には、待合室なども設置されており、全てグレー系統のシックなカラーで統一されている。


 ホームはいずれも21m級7両編成対応で、14番までの乗車口番号表示がある。

 駅名標は、電照吊り下げ式と建植式の2種類がある。

 個人的に四国の2大お勧め駅弁のひとつ、かつおたたき弁当。
 保冷剤入りで適度に冷えたかつおたたきが味わえる。

 週末などは売り切れのことも多い。


 (高知駅高架化進捗詳細)
(別タブで開きます)



 2001年当時の高知駅前。

 2000年度の駅前広場改良事業により、路面電車が駅舎正面まで乗り入れて、レイアウトががらりと変わった。


※2001年9月16日撮影

 2000年当時の駅間の様子。


※2000年1月31日撮影

 1997年当時の高知駅。


※1997年6月8日撮影



 1993年当時の様子。

 地平時代は2面3線であった。
 松山駅と似ているが、1番線と2番線の間隔が松山駅より狭く、代わりに(?)島式ホームは松山駅よりもやや幅広いなどの微妙な違いが多数あった。

 地平時代は駅の南北を繋ぐ長大な歩道橋が構内を跨いでおり、格好の撮影場所であった。

 隣接する運転所は国鉄時代に比べると、洗車機などかなり設備が増えている。



※1993年2月14日撮影

 1986年当時の高知運転所。
 中央あたりの旧型客車は廃車済みの留置車両。


※1986年5月5日撮影







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