<リフター>
<積み降ろしウォッチング>
<トップリフター荷役>
<コンテナの形式名>
<コンテナ積載パターン例>




<リフター>





 20〜30フィートクラスの大型コンテナの積み卸しに活躍する、扱い荷重24t/30ftコンテナ対応のトヨタ製トップリフター。

 これもでかい、、、、ほら、隣のC20・12フィートコンテナがこんなに小さく見えるし(^^;

 高松貨物ターミナルはE&S(着発線荷役)に対応しているため、このトップリフターも架線下での荷役の可能なタイプとなっている。

 2023年度に



 ↓2022年まで活躍していた、先代のトップリフター。



新居浜駅配備のトップリフター


 新居浜駅にも以前はトヨタ製が配置されていたが、2019年3月時点では三菱製が稼働中の模様。





うげっ、こんなん初めて見た(^^;
2個積みでまとめて運んでるけど、、、良いの?
だって、下のコンテナの脚が時々路面擦ってて、危なっかしかったんですけど(^^;

しかしこれを置くとき、前が見えないはずなのに一発で位置決めして
すんなり置いてしまうあたりは、さすがというべきか

コキ106に19Gコンテナを積載する瞬間
フォークリフトで持ってきたと思ったら、なんの造作もなく、もちろん
位置修正を行うこともなく一発であっけなく「ガッコン」と積載完了
う〜〜ん、さすがプロ!(^^;





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<積み降ろしウォッチング>


〜パレット積み込み in 新居浜駅〜

 ある日の新居浜駅にて、パレットに積んだ箱ものの荷造り&積み込みの様子を観察した。

 「ブツ」はこんな感じでパレットに積み上げられている
 当然ながら、このまま積み込んだのでは振動で雪崩れること必至、、、、ちなみに物は何かというと、、、、
  花王の「トイレに流せるお尻拭き(つめかえ用)」(^^;及びそれに類する物らしい。

 で、それをどうするのかというと、作業員の方がサランラップの親玉のような(^^;ラップでぐるぐるぐるぐるぐるぐる(以下略)巻き始めた
 しつこいぐらい巻き付けている、、、なるほど、こうやって荷崩れしないようにしているのね。

 それをフォークリフトでコンテナのところまで運搬、、、パレットの幅が狭い(というより、2つ並べるとコンテナの幅と同じぐらいになるように作られている)ので、串刺し状態にして2ついっぺんに運んでいる(^^;

 コンテナに積載
 積んでいるコンテナは背高のUR20Aで、従来型より10cm背高になっているのだが、画像を見る限りその10cm分が存分に生かされているようだ(w




(以下2枚は別の日に撮影)

 ちなみにこれが非背高の19Dだと、、、、
 寸法があまりにぴったりすぎるせいか、さすがにちょっと難儀してるようで・・・(^^;

 強引に押し込んでいる(笑)




 積載完了
 扉を閉めて荷札を挿し、「封」をしてあとはコキに積載されるのを待つばかり。


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<トップリフター荷役>


 とある日、高松貨物ターミナルに行くと、ランテックのクールコンテナをトレーラーが運んできて、それをコキに積み替えるというタイミングに遭遇。

 ちょうどコンテナを積んだトレーラーがコキの隣に乗り付けたところだったので、「を? これから積み替えか?」と思って見ていると、作業員がすぐ近くのトップリフターに向かって歩いていくのが見えたので、「よっしゃ、撮ったる!( ̄▽ ̄)」と、その一部始終を撮影(w
(1)トップリフターがトレーラーの横に移動
(2)コンテナの上にアームが来るように位置決め
(3)アームを下ろして、コンテナを「掴む」
(4)コンテナをトレーラーか外して持ち上げる
(5)トレーラーがダッシュでその場から離脱
(6)そのまま前進してコキの横へ
(7)ゆっくりとコンテナを下ろす
(8)位置を確かめながら積載
(9)ちゃんと緊結具がロックしたか、作業員が確認
(10)おっけ〜 ということでアームを外す
(11)作業完了〜♪ ということでトップリフターが引き上げる

 をを、見事な手際だ〜♪ と感心しつつ、自宅に帰ったあとで、「アレってあっという間だったよな〜、何分ぐらいで積み替え終わったんだ?」と思って、画像ファイルのタイムスタンプを確認すると・・・・

 ↑の(1)〜(11)までの間の時間、、、わずか1分!!\(◎o◎)/!


 すげぇ! コレこそプロの仕事や!




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<コンテナの形式名>


 コンテナの形式の付け方にはルールがあり、それはおおむね下記のようになっている。
 (資料出展:JR貨物時刻表 2005年3月改正版)

JR貨物保有コンテナ
18


└>
(製造番号)
─>
仕様(A〜 アルファベット順))
─>
内容積(単位:有蓋コンテナは立方メートル/無蓋コンテナは平方メートル)
─>
構造・または用途
 有蓋コンテナ:(無し)
 冷風コンテナ:R
 通風コンテナ:V
 タンクコンテナ:T
 無蓋コンテナ:M
 ホッパコンテナ:H
 冷凍コンテナ:F

私有コンテナの場合は、先頭に「U」が付くほか、「仕様」が以下のように分類される
A:普通品
B:航送品
C:危険物
D:特殊
E:普通品多品種積載用タンク
F:危険物多品種積載用タンク



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<コンテナ積載パターン例>
実車のコンテナ積載パターンをいくつか紹介。
Nゲージ等の模型のコンテナ列車にコンテナを積む場合の参考になる、、、、かも?(^^;

〜定型(?)パターン〜
<12フィート×5>

 もっとも基本的な、12フィートを5個積載するパターン。

 両端にはL字二方開きのUR20Aを積載。
 安全上の観点から、車両の端部に積載するコンテナは、原則として開閉扉が連結面側を向かないように積載することになっており、この両端のUR20Aも向きを反転させて積載している。


(多度津)
<12フィート×4>

 12フィートを4個積載したパターン。

 12フィートを5個積載可能なコキ車に4個だけ積む場合は、重量バランスを考慮して真ん中を抜くのが基本。


(梅田)
<12フィート×3>

 12フィートを3個積載。

 通常は、両端と中央に積載する場合が多いが、これは中央に3個まとめたパターン。


(高松貨物タ)
<12フィート×2>

 さらに数が減って2個だけ積載したパターン。

 やはり、重量バランスを取るために両端に積むのが基本・・・らしい(^^;


(多度津)
<クールコンテナ>

 12フィートのクールコンテナは、通常は1コキ車に3個までという積載制限がある。

 端部に積載する場合は、排熱などの関係でエンジンが連結面側を向くように積むのがデフォルトとなっている。


(高松貨物タ)
↓コレが模範的な積み方(w

<20フィート×2+12フィート×1>

 中央に12フィート、両端に20フィートを2個積載。

 異なるサイズのコンテナを混載するときは、このように重量バランスが取れる積み方をする。


(新居浜)
<12フィート×2+20フィート×1>

 ↑上と逆に、中央に20フィート、両端に12フィートを積載したパターン。

 四国内では新居浜発着列車によく見られる。


(多度津)
<12フィート×2+31フィート×1>

 中央に31フィート、両端に12フィートを2個積載。

 同様に重量バランスを考慮した積み方だが、結果的に見栄えも良い積み方と言える。


(高松貨物タ)
<20フィート×3>

 幹線筋ではよく見られる、20フィートコンテナ3個積載パターン。

 もっとも、タンクコンテナばかり3個積載というパターンはそうあるものではなく、ちょっと珍しいかも?


(高松貨物タ)
<31フィート×3>

 31フィートを1個だけを積んだパターン。
 重量バランス重視で中央に積載する。


(東尾道〜尾道)
<31フィート×2>

 31フィートを2個積載。
 大荷主の多い、東海道・山陽筋の「看板列車」でよく見られる積載パターン。

 同様に、開閉扉が連結面を向かないように積載するのが基本で、左画像でも2個のコンテナを逆向きにして積んでいる。
 だが、東海道・山陽筋では必ずしもそうなっていない場合も見受けられる。


(高松貨物タ)
<31フィート×2>

 こちらは、2個とも同じ向きに積載された31フィートコンテナ。
 この場合は、右側のコンテナの開閉扉が連結面を向いている。


(弁天島〜新居町)
〜変則(?)パターン〜
<31フィート+20フィート>

 これはちょっとイレギュラーなパターン。
 31フィートと20フィートの混載で、通常この場合は両方とも車両端に積載。

 ちょっと中途半端なスペースが空いてしまうが、積荷は輸送の都合まで考えてくれないから、まぁ仕方がない(^^;


(高松貨物タ)
<31フィート+12フィート×2>

 31フィートと12フィート×2個の混載。

 この組み合わせだと、通常は↑にあるパターンになるのだが、31フィートの方がクールコンテナなので、排熱などの問題からこのようにしているのだろうと思われる。
 四国では特に、73列車でよく見られるパターン。


 また、このUF42Aは「コキ100系貨車積載限定」と書かれているが、車両限界や建築限界に余裕があるなどの理由で、区間を限定してコキ50000に積載される場合もある。


(鴨川〜八十場)
<20フィート×2+12フィート>

 20フィート2個と12フィート1個の混載。

 20フィートを両端に積まずに、偏って積載したパターン。


(北浦和〜与野)
<20フィート+12フィート×3>

 これもちょっと変則的?

 積載種類と数の関係でこのような積み方にせざるを得ないのであろうが、個人的にはイレギュラーだと思われるパターン。


(高松貨物タ)



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