(今は無き)
<コンテナ荷表>



 かつてコンテナには「荷票」が使用されていた。

 これは、当該コンテナの発駅と着駅および中継駅、積載する列車番棒、積荷の内容などが記載された伝票で、基本的に空コンテナ以外の全てのコンテナの当該荷票を挿す枠に差し込まれて運用されていた。
 なお、空コンの場合でも空である旨(概ね返空であることが多い)記載した荷票が挿されていることも多かった。


 1959年の旧国鉄コンテナ輸送の開始時に導入されたものであるが、民営化後のJR貨物では荷役の効率化と迅速化を目的として、「IT−FRENS&TRACEシステム」を開発・導入し、2004年から順次稼働を開始した。
 同システムの中には、ICタグとGPSを使用した荷役作業の効率化が含まれており、それによって従来の荷票が全廃されることになり、システム全面稼働後の2006年1月をもって、荷票の扱いは全廃された。
 なお、実際はその後も1ヶ月程度の間は荷票が使用されており、当方所蔵画像を見ても2006年2月末までは四国内でもまだ見ることが出来た。


<JR保有12フィート>


 18C−597の荷票
 松山から宮城野へ、そこからさらにトラック便で古川ORSまで運ばれるか缶詰。
 やはりみかんの缶詰であろうか?w


 18D−4710の荷票
 新居浜から、大阪経由で南福井まで行く、金属鉱。
 金属鉱も、普通の有蓋コンテナで運べるのか・・・


 19A−47の荷票
 高松から、東京経由で竜王(山梨県)へ向かう工業製品。
 東京からこれを積んだコキを牽引するのは、EF64か、はたまたEH200か?、、、、中継後の積載列車番号が書いてないから判らん(苦笑)


 19B−1806
 豊橋から、西浜松〜静岡と中継されて新居浜へ運ばれたWAX。
 WAXといっても、、、、なんとなく、車に塗るワックスじゃないような気がする(^^;

 豊橋から西浜松までは「14」便、、、貨物列車にこんな列車番号は存在しない(貨物列車の列車番号は10の位は5〜9しかない)が、これは豊橋→西浜松間のトラック便(自動車代行便)である。


 19D−1253の荷札
 高知から宇都宮向けの紙製品らしい。


 19D−3085
 高松から、東京経由で豊橋までスイッチバックで運ばれる工業製品。
 ↑の19A−47と同じ荷主かな? 荷請負業者も全部同じ日通だし。
 しかし、豊橋まで運ぶなら、東京まで行かなくても岐阜で積み替えた方が早いような気がするのだが・・・・


 19D−11273
 高松から、東京経由で千葉行きの紙?、、、紙袋?


 19D−18185
 北長野から、梅小路〜梅田〜高松と中継されて徳島へ向かう。


 19D−19209
 松山から、大阪〜東京〜隅田川経由で酒田まで運ばれる、織物類。


 松山発高松行き3072列車に積載されていた、19F−5942
 大阪経由でなんと札幌まで運ばれる、、、、「めんつゆ」らしい・・・・

 松山発の「めんつゆ」というと、やっぱりヤ○キか?(^^;
 う〜ん、ヤマ○だろうねぇ〜(^^; ←伏せ字にした意味が無いやん(^^;


 19G−557
 西浜松から、静岡経由で新居浜までやってきた。


 19G−8913の荷札
 積荷は「溶解パル」で、伯耆大山から徳島向け。中継地を書いてないが、西岡山では中継できないはずなので、姫路か大阪あたりで中継しているものと思われる。
 それよりも、列車番号の表記がおかしいぞ、、、3085列車というと、伯備線の下り米子行きの列車、、、、逆方向じゃん、、、、う〜む、謎だ(^^;


 V19A−340
 ↑の19G−557と同じルートで運ばれてきた、返却パレットのようだ。


 V19B−2394の荷札
 積荷は高松から東京向けの、、、玉葱キター━━(゜∀゜)━━!! 


 V19B−2674の荷札
 積荷はゴムで、四日市から徳島向け。「日清紡」とおぼしき文字が見える・・・
 これまた中継地が不明、、、、四日市からの積載列車が名古屋行きの2084列車らしいので、名古屋と岐阜で中継されているのではないかと思われ・・・。


<私有12フィート冷蔵コンテナ>


 JOTのUR18A−2670
 宮城野(宮城)から、大阪経由で高松まで来た、、、、、「17年ひ」って何だ?(^^;


 JOT保有UR18A−6027の荷表
 高知から東京へ向かう醸造清酒らしい。


 JOTのUR18A−12030
 高松から、東京経由西浜松行きの工業製品、、、、↑の19A−47あたりと同じか。
 URコンテナは工業製品の輸送にも使われるのか・・・・


 3071レで新居浜に到着した、JOT保有のUR18A−11819の荷表
 なんと、富良野から札幌、隅田川、東京を経由してやってきた馬鈴薯。長旅お疲れさん。


 同じ日の同じ3071レに積まれていたJOTのUR20A−44
 こちらも↑のUR18A−11819に負けない長旅で、帯広から隅田川、東京経由で届いた玉葱。


<私有12フィートクールコンテナ>

 ヤンマー保有のUF15A−766の荷表
 神戸発高松行きの返空回送、、、ということは、高松から何か荷を積んでいると言うことか。


 JOTの保有するUF16A−77の荷表
 積荷は高松から東京向けに出荷される野菜類のようだ。庫内は既に快適な「チルドルーム」と化しているのだろうか?


 JOTのUF16A−108
 ↑と同じ、高松から東京へ向かう野菜類。


<私有12フィートタンクコンテナ>

 JOT保有のPPG専用UT4C−4
 豊橋から、西浜松〜静岡経由で帰ってきた返空。


 JOT保有の液体調味料専用UT5E−18
 松山から、大阪経由の五稜郭行き空タンク。


 JOT保有、コンクリート混和剤専用のUT5E−38
 高松から、東京経由川崎行きの返空。


 JOT保有のジアリルアミン専用UT6C−19
 姫路・宮城野で中継して郡山まで運ばれるようだ。


<私有12フィート無蓋コンテナ>

 日本通運保有のUM9A−681の荷表
 東京経由の横浜羽沢向け。
 それに積まれたNE−0940の荷表(プライバシー保護のため、名前部分はモザイク処理)
 松本さん(「松本引越センター」ではない(^^; )の引越荷物のようだ。


<私有20フィート無蓋コンテナ>

 UM12A−(5???)
 梅小路から、大阪経由で高松に来た返空。


 日本環境鉄道輸送保有のUM12A−5013
 宇部発新居浜行きの返空。
 中継地を書いていないが、宇部から1078列車に積載されたと読み取れるので、神戸か梅田あたりか?


 ジェムカ保有のUM12A−5580
 新南陽(山口県)から、広島〜神戸経由で高松へ戻ってきた返空。


<私有20フィートタンクコンテナ>

 JOT保有のオルソ・ジクロロベンゼン専用UT8C−1の荷表
 小名浜(福島県)から名古屋、西岡山、そして梅田を経由して新居浜行きという奇妙なルート


 エチレンシアノヒドリン専用UT9C−5056
 71〜3071列車に積載されていたもので、東京からの返空らしい。


 エム・ティー・ビーが保有するDCN専用UT9C−5065の荷表
 北九州から梅田経由で新居浜入りした返空回送のようだ。


 JOT保有、東亞合成使用のアクリル酸メチル専用UT10C−5083
 名古屋から新居浜へアクリル酸メチルを運んできたようだ。
 中継地を記載していないが、名古屋からは2057列車に積載されている(と読み取れる)ので、ダイヤから推察すると岐阜で71列車に積み替えられていると思われる。


 JOTの保有する水酸化アルミニウム専用UT11A−5003の荷表
 東京からの返空回送。


 新居浜で見かけた、水酸化アルミニウム専用のNRS保有UT11A−5057は富山行き


 こちらは日本ゼオン保有の、同じく水酸化アルミニウム専用UT11A−5064
 川崎から東京経由で戻ってきた返空。


 中央通運が保有する塩化ビニル専用のUT20A−5110の荷表
 「神栖」ってどこ?(^^; と思って調べたら、茨城県らしい・・・
 「中継駅」の「東」は東京ターミナルの略だと思われ・・・るのだが、「東」に見えん、、「車」に見える(w
 ちなみに、神栖はJRの駅ではなく、鹿島臨海鉄道に属する駅である。


 JOT保有のラテックス専用22T6(JOTU6711795)の荷表
 鹿児島から、梅田・高松経由の新居浜行き返空だった.


 ISO規格の塩化エチル専用LR2277(USPU5000986)の荷表
 宇都宮〜新居浜間で使用され、新居浜行きは空荷の返空のようだ。


 濃硫酸専用のJP2276(TJYU92005-9)の荷票
 東京から新居浜への返空なので、やはり新居浜から硫酸を積んで東上しているようだ。


<私有30〜31フィートコンテナ>

 U47A−38015
 高松から東京行き、、、、本来は荷を積んでいるはずだが、修理のための返空らしい。


 ヤンマーのクールコンテナ・UF42A−38028の荷表
 東京行きの冷凍食品で、丸点発送ヤマト荷受けということは判るが、食品メーカーまでは不明、、、、

 まぁ、多分加ト吉かちぬやあたりだと思うけどね(^^;




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