<私有12フィートコンテナ>

 JR貨物保有コンテナに比べれば絶対数は少ないが、無蓋コンテナやクールコンテナ、タンクコンテナなど、型式種類に保有会社や荷主、機能やカラーリングによるバラエティまで含めると大変なバリエーションを誇る私有コンテナ。

 一般的には保有会社と荷主は異なるが、中には荷主自身が保有している物もある。



無蓋コンテナ
一般雑貨用コンテナ
通風コンテナ
冷風コンテナ
クールコンテナ
タンクコンテナ






無蓋コンテナ


日通UM9A

 一見有蓋コンテナだが実は無蓋コンテナに小サイズのコンテナをさらに積んでいる。
 小口輸送用として使用されている。

 登録数758個。で、少しずつながら数を増やしている。


日通UM9A

 異なるタイプの小コンテナを積載した例。



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一般雑貨用コンテナ
U19A形
〜日本通運〜

日本通運 U19A

 見た目は右上♂のDM8xと似ている、「U19A」という表記のある謎の12フィート。

 背高規格外表記もあり、もちろん他の一般的なU19Aとは全く異なる形態をしているので、便宜上付与された型番だと思われる。

 そのほか、運用区間限定表記やRSJ−02xといったISOコンテナのような表記もある、ちょっと謎のコンテナ。

 一応側面二方開きタイプのようだ。



 蛇足だが、このコンテナと、♂のDM−8xについては、国道11号や国道377号を観音寺方面へ運ばれている(および観音寺方面から運ばれている)のを、何度か目撃しており、西讃または東予あたりの荷主が利用しているものと思われる。



 こちらも後日いただいた情報によると、通常は海上コンテナとして運用されており、緊急時や災害時などに鉄道で輸送できるように、鉄道用の緊締装置を装備していることから、便宜上JR式の形式が付与されているとのこと。


日本通運 U19A

 「Panasonic」ロゴのある、精密機械輸送用の日本通運保有U19A−914。

 妻面は片方のみ開くようだ。側面は、この反対側が見えなかったので確認できなかった。
 まぁ、多分L字二方開きだとは思うが。

 クレーン荷役用の隅金具も見える。


〜中央通運〜

中央通運保有U19A
ゆうパックコンテナ

 まだ真新しくてピカピカ。


その反対側面

 L字二方開きになっているようだ。


 U19A全体の残存数は831個。

同じく中央通運保有のU19A−839

 どうやらまだ新製直後のようで、ピカピカの綺麗な姿。

 使用者はロジネット・ジャパンで、「東京〜高松・伊予三島」という文字が見え、運用区間限定のようだ。



その反対側


 やはりL字二方開きとなっている。

 この日この場所には、835〜839の続番5個がまとめて積まれていた。
 公式の登録数よりも大きい数字なので、順調に(?)増備が進んでいるようだ。


中央通運のU19A−536

 こちらは特に運用区間標記等の無い、一般タイプ。


その他


西尾レントオールU19A

 西尾レントオールのU19A形コンテナ。

 背高であるにもかかわらず「20」でなく「19」標記となっており、内部構造がやや特殊であると思われる。

 公式サイト等によればレンタル資機材の輸送を目的としており、内部は総板張りのうえラッシング機器も設けられている模様であり、その分容積が小さくなっている物と思われる。


西尾レントオールU19A

 ←左と同じコンテナであるが、何とか妻面を撮ろうとした苦心の画像(苦笑



U20A形

日本通運U20A

 日本通運のU20A。
 容量アップを図った背高タイプのコンテナで、こちらは両側面二方開きとなっている。

 U47Aと同じようなロゴマークが入っている。
 本当は鮮やかなブルーなのだが、すっかり退色してしまっている。


 現時点でのU20A全体の登録数は78個。
 どうやら500番台で区分されているロットのようだ。

その他形式


 CABINロゴ入りの日本通運保有NC2形。

 模型では3個保有しているが、実物を見たのは初めて。




 ・・・ってゆ〜か、まだあったのか(^^;

 上画像は2006年に撮影したものだが、2007年1月末時点の公式発表では、ついに全て登録抹消されたようだ。


日本通運
DM−80452
DM−80568

 JR貨物時刻表に該当形式の記載が無く、ネットで調べてもほとんど情報のない、素性不詳の日本通運12フィートコンテナ(^_^;

 12ftの海コンってちょっと聞いたことないし、ISOコンテナ特有の記号も記載されてないし、、、それにしては上下4角にちゃんと角金具を装備しているから、海上輸送も考慮に入れた設計っぽく見える、、、、

 ちなみに、中身はちぬや冷食向けの「いも」らしい・・・



 後日いただいた情報では、日本通運の国内海上輸送で使用されているコンテナで、鉄道コンテナの緊締装置が無いことから、鉄道で輸送することはできないとか、、、では何故ここに?(^_^;
 他のコンテナに積み替えたのだろうか?



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通風コンテナ


 青果物や湿度を嫌う荷物などの輸送用に、通風用のスリットが設けられているコンテナ。
UV1形

既に抹消済みとおぼしきUV1形

 他の通風コンテナと比べて、扉部のスリットの構造がやや古典的。



西若松運輸の通風コンテナ UV1形

 国鉄時代に製作されたもので、当時国鉄コンテナには通風タイプがなかったため製作されたもの。


 UV1形全体では、2007年時点で61個が登録されていたが、同年中に全て抹消されたようだ。

UV19A形

全国通運保有のUV19A形

 UV19AはL字二方開きで、形状としてはJR・V19AをL字開きにしたような感じ。
 私有通風コンテナでは最大勢力で、UV19Aとしての登録数496個。

通風スリットの形状が一新されたUV19A

 2015年夏から見かけるようになったもので、北見地域農産物輸送促進協議会の保有と思われ。

 石北本線の「タマネギ貨物列車」が関係各機関の尽力によって、当面存続することになったことは以前ニュースで聞いたが、これもその一環で製作されたものではないかと想像。

 ←の全通保有の物はJR貨物V19AタイプのL字二方開きであるが、こちらはJR貨物V19Cベースの側面二方開きの模様。


日本通運UV19A

 海上コンテナ規格の日本通運UV19A形。
 高松貨物ターミナルでは2017年から目撃されている。

 ↑上の日本通運海上コンテナ仕様U19A形と同じく、通常は海上輸送で使用し、鉄道でも輸送できるように便宜上JR準拠の形式名を付与したものと思われる。

 同形式600番前後のかなりの数がこの仕様になっていると思われ、高松で確認できた物だけでも、598,605,627,663等多数存在する。

 背高仕様の側面二方開きで、扉の上部に「前」「後」の表記がある。



 ←の日本通運UV19Aの通風スリット。

 両妻面上部にスリットと穴が5列づつ並んでいる。



 このタイプの日通UV19Aは筐体が青く塗られているが、明るい青から紺まで、青の濃さが異なる個体が非常に多い。
 単なる退色だけとは思えず、バリエーションがあるのだろうか?



 筐体天板には、識別番号が書かれているのも、このコンテナの大きな特徴。





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冷風(冷蔵)コンテナ

 野菜や果物、ビールをはじめとする飲料など、クールコンテナほどの低温を要しない物品の輸送に使用される。
 基本的に、クレーン荷役用の隅金具は付いていない。
UR17A(登録数16個)

JOTのUR17A−1687

 初期の物は「JOT」の古いロゴを消して現行の新しいロゴが上書きされている。

 また、向かって右上には旧形式名である、「UR4」の文字を消した跡もある



JOT UR17A 70000番台

 JRT UR17Aの、もはやインフレ状態(^^;と言っても良い70000番台。

 従来よりも断熱性能をアップした、「スーパーUR」というふれこみで2008年夏に登場。
 筐体にも「SUPER UR」のロゴがある。

 詳細はJR貨物ニュースに載っていたらしいのだが、既にバックナンバーが見えない状態となっているので、詳細不明(^_^;


JOT UR17A 70000番台

 UR17Aの70000番台、「Super UR」の現行ロットと思われるもの。

 ←の初期ロットのものとは、ロゴを中心に一部デザインが変更されているようだ。
UR18A(登録数5,755個)

何故高松にこんなのが?
と思える、函館運送のUR18A−179

 あまりに遠かったから、禁断のデジタルズームを使って撮ったので、画像がビミョ〜に歪んでます(苦笑)

同じくUR18A−196
こちらは、北海道JR物流保有版

 四国と北海道って意外と繋がりが深いのか?(^^;

同じくUR18A

 UR18A−147

 オレンジの部分の色合いが異なり、ロゴマークも違うなど、少しデザインが異なるパターンだが、一番の差異は形式表記の文字フォントが横長いこと。

JOTのUR18A
(と、JRの19D)

 L字二方開きの緑帯に対して、側面2方開きの赤帯は10000番台で区分されている。

 UR18x系は、外寸はJR19x系(19Aを除く)と同一である。


JOTのUR18Aには多くの種類がある

 側面の凸凹が目立つ比較的初期の物に対して、デザインがすっきりしている。
 後期形も、製造メーカーによるデザイン上の差が見て取れる。



 UR18A−3873/5600/5731/5886の妻面を見比べると・・・・

 5731はドアノブ部分が引っ込んでおり、これがUR18Aとしての最終ロット。


UR18Aの10000番台

 赤い10000番台のUR18A。

 側面二方開きとなっている。
 通風機能は無い。

JOTのUR18A−20000番台

 L字二方開きで、緑帯タイプのUR18Aに通風機能を追加したもの。

 「環境世紀をサポートします」のロゴが入ったものもある。
 

変わった色のJOT保有UR18A

 同じく20000番台だが、なんというか、、、全体的に薄黒いというか、どす黒い色合いのUR18A、、、ちょっと不気味(^^;
UR19A(登録数2,203個)

UR19Aの0番台

 何故か今まで載せるのを忘れていた0番台。

 L字二方開きで、通風スリットが無いのが20000番台との相違点。
 こちらは通常のやや濃い青色バージョン。


UR19A−0番台の新デザイン

 2015年から見かけるようになった新デザインのUR19A。


反対側面

 L字二方開きで、通風スリットは見当たらない。

 下に積んである青いUR19A(20000番台)の通風スリットに注目。


 UR19A基本番台の変則個体を発見。
 何故か、妻部分の形式表記の内の1文字だけが赤になっている。一体どういう理由なのか、興味深い。


海岸寺にて


青空コンテナ

 「桜コンテナ」に続いて、3000番台を名乗る青い「青空コンテナ」が2023年に登場。
 四国にも日常的に姿を見せている。

 画像は岡山駅での撮影だが、積載されているのは高松(タ)行の73列車である。


岡山にて


 UR19A1000番台の、通常の赤帯バージョン。

 ↓の15000番台との相違点は通風機能の有無(10000番台は無し)。
 帯の赤もやや薄く、むしろピンクとも表現できる。

緑色のUR19A
10000番台

 10000番台には緑色のバージョンも存在する。

桜コンテナ

 2019年に登場したUR19A10000番台の最新ロットは、赤帯の部分が桜模様になっており、「桜コンテナ」の愛称で呼ばれている。

 四国へは同年夏頃から姿を見せている。

UR19A−15077

 JOTのUR19A形15000番台。

 UR18x系よりも幅が25mm広い。
 これは側面二方開きで通風機能付き。



UR19A−15233の妻面

 レバー操作によって、保冷と通風の切替ができるようだ。


UR19A(赤)の幅広タイプ

 JOTのUR19A−16104。

 15000番台のうち、規格外表示のある幅広バージョンで「全幅=2485」の表記がある。

 ただし、15000番台でも規格外表示の無いものも存在するようだ。


JOTのUR19A−21331

 こちらはL字2方開きバージョンで、20000番台と青いカラーで区別される。

 もちろん、これも通風機能付き。
 切り替えレバー両妻面にあり、L字開きのこのコンテナの場合、片方は扉部分に埋め込まれている↓


幅広UR19A(青)

 赤があれば、やっぱり青もあった(^^;

 こちらも規格外表示のある幅広タイプだが、幅は2,475mmと、赤バージョンよりも10mmだけ(^^; 狭いらしい。

↓反対側面
UR20A(登録数402個)

UR20A−10011

 JOT保有UR20Aの、10000番台で区分された赤色バージョンで、両側面二方開きタイプ。

 青帯版同様、筐体上端には背高であるのが判るようゼブラ模様が入っている。



新居浜にて

UR20A−208

 JOTの保有するUR20Aの青帯はもちろんL字二方開きバージョン。

 従来よりも10cm背高にして、積載容量の拡大を図ったタイプで、そのためコキ50000形積載禁止となった。

 目印として、側面上端部に10cm幅の赤いラインが入っているので容易に識別可能。

中の様子→ 

上記2枚、いずれも新居浜にて


↓こちらは扉の無い反対側面
(UR20A−43)


多度津にて


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クールコンテナ

 庫内を冷風コンテナよりもさらに低温かつ高湿度に保つことができるように、クーリング用のエンジンを搭載する。
 温度は設定温度以上にならないように自動管理され、エンジンは適宜作動/停止されている。
 なお、庫内温度は−25〜+25度の範囲で調節できるので、冷凍品以外の輸送にも使用される。そのためか、JR貨物のサイトでは「定温輸送用」コンテナとして掲載されている。


 かつて主力だったUF15Aは、毎年少しづつではあるがUF16Aへの置き換えが進んでおり、ヤンマーとJOTが二大所有者となっている。
 12フィートクールコンテナには、他にUF12AやUF17Aもあるが、いずれも希少種である。


 ヤンマーのサイトでは、同社の12フィートクールコンテナは、無給油で連続100時間輸送可能と謳っているほか、−29℃まで対応していると記載されている。

 クレーン荷役用の隅金具は付いているものと付いていないものがあるが、これはどうも保有会社の方針によるらしく、これまで撮影した物については、ヤンマー保有の物は付いている物が多く、中にはリフター荷役も可能な構造になっている物もあるが、それ以外は付いていない場合が多い。
ヤンマー UF15A/UF16A

積み上げられたヤンマーの
UF15AとUF16A

 左下のUF15A−276と、右上のUF15A−284は、いずれもヤンマーチルドコンテナの初期の頃のデザイン。

 左上のUF15A−432と、右下のUF15A−426は、その次の世代で、「Y」をあしらった大胆な塗り分けが特徴。
 中央下のUF15A−435は、それに荷主である「MYCAL」のロゴが追加されたもの。

 中央上のUF16A−26は、野菜+チルドゆうパックロゴ入りバージョン。


並べてみるとよく判る形態差

 左の2個はJOTのUF15A。

 右の2個がヤンマーだが、上のUF15A−766と、下のUF16A−327は、一見同じに見えるが文字の位置やロゴの色など、微妙なデザインの差が見られる。

 ヤンマーのコンテナにはクレーン荷役用の吊り金具が設置されているのが判るほか、クーリングエンジン部分も差異がある。

ヤンマーのUF15A−796


 「野菜」バージョン+「Cold Chain Project」のロゴ有り。

 下のUF16A−476/477と一見同じに見えるが、よく見ると野菜の配置が異なる(笑)

UF16A−303

 「おさかな」バージョンのバリエーションで、緑色の「運用」の文字がちょっと意味不明。

 コンテナ右下の三角形ロゴマークはこれが通常版(?)
 右上のUF15A−766だと、このロゴの色が反転している。

UF16A−365

 ヤンマーのクールコンテナは図柄のバリエーションが多く、違いを見つけるのもまた楽しみの一つ(^^;

 これは上&左のと同じ「おさかな」バージョンだが、よくみるとコンテナ右下の三角形ロゴマークの有無や、形式表記の位置が違う。

 背景のシルバーもなんだか濃いし・・・(^^;

ヤンマーのUF16A

 こちらは「野菜」バージョン。

 476/477の続番積み上げ状態で、側・妻面L字二方開きというのがよく判る。


 だがよく見ると上側の477は、図柄の向きが逆のような・・・・
 通常は、水色のラインがあたかもクーリングエンジンから吹き出す冷気を表現しているかのように、エンジン側端部から流れてきているように表記されているのだが、、、、

他のコンテナの図柄と見比べてください

ヤンマーのUF16A−283

 全国通運専用運用の、ヤンマーUF16A−283。

 こちらは、野菜絵柄バージョン。



ヤンマーのUF16A

 こちらは高知通運の運用しているUF16A。

 「高知通運」の文字のほか、幅広を示す「W」表記が付いているのが識別点。ちなみに幅は2,490mmあるようだ。


UF16A−510

 よく見ると、「YANMAR」の文字を消した痕跡も見える。

JOT UF15A/UF16A

JOT保有のUF15A−817

 コキ車1両あたり3個までの積載制限があるらしく、コンテナにもその旨記載。

新居浜駅にて撮影

JOTのUF15A−542

 色違いバージョンだが、番号が若いのでこっちが初期バージョン?

UF15Aに付いているランプ
(UF15A-817)

 エンジンは常に動作しているわけではなく、動作中のみ、このランプが点灯する。

新居浜駅にて撮影

JOT保有UF16A−130

新居浜にて

2頭のクマのイラストが可愛い
JOT UF16A−439

 UF15Aに比べて外寸が30mm広くなったほか、荷室も拡大されて積載容量のアップが図られている。

 またUF15Aの妻一方開きに対して、L字二方開きに変更されている。


JOT UF16A

 クマのイラスト入りUF16Aの幅広バージョン。
 規格外表示と「全幅W=2,490mm」の表記がある。

 メーカー違いのせいなのか、設計自体が変わったのか、←の439とは細部がかなり異なる。


 形式表記の下あたりに「3071 新居浜」の手書き文字が見える。
 翌日の3071列車で新居浜へ持って行ったのだろうか?

その他の UF15A/UF16A


NFLのUF16A−464

 NLF(日本フレッシュ・ロジスティスク)保有のUF16A。

 桃太郎のイラストと、「桃太郎便」のロゴが入った、丸和運輸グループ使用のクールコンテナ。


丸和通運 UF16A−573

 「フレッシュ 桃太郎便」の大きなマークが目印の、丸和通運のUF16A。

 こちらは、幅広表示の入っているタイプ。


丸和通運 UF16A−752

 同じく丸和津運の桃太郎便コンテナだが、「青函トンネル通過禁止」表記のあるタイプ。


丸和通運 UF16A−823



丸和通運 UF16A−833

 丸和通運の桃太郎便コンテナの最新ロットと思われる、新デザインの物が2023年から四国にも姿を見せている。
UF12A

丸和通運UF12A−52

 コレはかなり珍しい、UF12A。

 クーリングエンジンが大きく、その分内容積が小さくなっている。

丸和通運UF12A−22

 ←の反対側。

 L字二方開きとなっている。


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タンクコンテナ

 石油類や劇薬等を含む化学薬品にとどまらず、調味料や飲料など、とにかく液状の物を運ぶコンテナ。
 同一形式であっても、積み荷の種類によって構造が異なる場合があるのが特徴。
 四国では特に新居浜駅に多く集まっている。
UT1(登録数104個)

東洋インキUT1−588

 タンク下には消火器が備えられている。


日本ゼオンのUT1−104

 ラテックス専用のUT1。

新居浜にて

ラテックス専用UT1−613

 これもラテックス専用だが、保有会社は、、、「日本エイ・アンド・エル」?

新居浜にて


 上から見た、UT5A。


観音寺にて
UT4x(登録数=UT4A:37個/UT4C:88個/UT4F:2個)

UT4C−35

 JOT保有のPPG専用UT4C。
 UT4C−4も同一形態。


新居浜にて

JOT保有のUT4C−55

 MDI専用で、上側のフレームには「二段積厳禁」の文字が見える。


新居浜にて

JOTのUT4C−88

 一見すると、左のUT4C−55とほぼ同じ色で、フレーム上部の「二段積禁止」表記まで同じなのでMDI専用かと思ったら、「変性HDI専用」と、これまた別バージョンだった。

 積荷のバリエーションを考えると、タンクコンテナって一体何種類ぐらいあるのか、見当もつかん(^^;


斜め上からのカット

 なんだか、沢山こぼしたような形跡があるのだが・・・・(^^;

新居浜にて

UT4C−120

 「MDI専用」「毒61」表記がある。

新居浜にて

UT4C−129

 ツルミソーダの塩酸専用UT4C。

 荷表を挿す部分に入っていた紙↓



 品名は当然「塩酸」だが、「国連番号」の記載があるのにちょっとびっくり(^^;


トップリフターのお尻がちょっと邪魔(^^;
だが、UT4C−159

 JOT保有の医療用外劇物・硫酸ヒドロキシルアミン専用で、タンク保護用の厳重なフレームが物々しい・・・

新居浜にて

UT4C−161


 信越化学工業のUT4C−161。
 メチルトリクロロシラン専用、、、そんな物質知らん(^^;

 総重量が6.78tと、ちょっと中途半端(w


新居浜にて
UT5x(登録数=UT5:9個/UT5A:113個/UT5C:33個/UT5E:67個/UT5F:16個)

新居浜駅で並ぶ、タンクコンテナ

 JOT保有のUT1、UT5A、UT5E。
 とにかく新居浜はタンクコンテナが多い。

UT5A−39

 JOT保有、荷主は日本ゼオンでラテックス専用。


新居浜にて

UT5A−127

 コンクリート混和剤専用のUT5A。



UT5E−18

 JOT保有の液体調味料専用タンクコンテナ。

 松山駅で積載されたものだが、行き先はなんと五稜郭
・・・長い旅路だ(^^;


新居浜駅にて撮影

UT5E−38

 JOTの保有で、コンクリート混和剤専用。

 同じ積荷でUT5Aもあり、「A」にするか「E」にするか統一するべきでは?w


UT5E−54

 同じくJOT保有の、これはラテックス専用。

新居浜にて
その他UTx

UT6C−19

 JOT保有のジアリルアミン専用で、赤茶色一色の塗色が特徴。

 UT6Cとしての残存数は14個、、、、う〜む、珍しい物見たなぁ(^^;

新居浜にて


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